雨の日でも楽しめる、青森・弘前・五所川原のおすすめスポット
30

旅の満足度は天候に左右されがちですが、青森市、弘前市、五所川原市には美術館や水族館など雨を気にせず楽しめる施設がたくさんあります。
おすすめの6施設を紹介します。

津軽藩ねぷた村

見て、食べて、体験して、津軽の魅力を実感

津軽三味線の生演奏は迫力満点津軽三味線の生演奏は迫力満点

弘前公園のそばにある「津軽藩ねぷた村」は、全天候型の観光施設。手焼きせんべいの店や農産物の直売所を含め、多くの建物がありますが、まず訪ねたいのが「弘前ねぷたの館」。勇壮にして繊細な美しさを誇る弘前ねぷたが展示されているだけでなく、津軽三味線の生演奏もあり、のびやかな音と激しいバチさばきに魅了されます。三味線の後は、笛と太鼓と鐘による弘前ねぷたのお囃子が始まり、地元の人が熱狂する祭りの雰囲気が味わえます。三味線と祭囃子の演奏は、50~70分毎に行われているので、最初に開演時間を確認しておきましょう。

民工芸品の実演や体験メニューも充実

青森ならではの民工芸品づくりの実演を見学できる青森ならではの民工芸品づくりの実演を見学できる

敷地内には、国の有形記念物である大石武学流(おおいしぶがくりゅう)の日本庭園と、弘前市指定文化財の茶室「揚亀庵(ようきあん)」もあります。いずれも明治時代に造られた歴史あるもので、雨の日にはしっとりとした風情が漂います。また、藩政時代から残る米蔵を利用した「津軽蔵工房 たくみ」では、津軽塗や津軽凧、こぎん刺し、金魚ねぷた、下川原焼鳩笛など、様々な民工芸品づくりの実演が行われており、手作り体験もできます。さらに、津軽伝統の変わり独楽(こま)「ずぐり」の実演コーナー、地元の味を楽しめる食事処も人気です。

施設情報

津軽藩ねぷた村

津軽藩ねぷた村
  • URL:http://neputamura.com
  • 住所:青森県弘前市亀甲町61  MAP
  • アクセス:JR弘前駅から弘南バス100円バスためのぶ号乗車約15分、「津軽藩ねぷた村」下車徒歩すぐ
  • 営業時間:9:00~17:30 (ショッピングエリアは~17:00)
  • 定休日:無休
  • 入場料:大人550円、高校生・中学生350円、小学生200円、幼児(3歳以上)100円
  • 体験料:金魚ねぷた絵付け 大人1,150円、学生1,050円/津軽凧絵付け 大人1.000円、学生900円/下川原焼鳩笛絵付け 大人1,350円、学生1,250円など
  • TEL:0172-39-1511
  • 駐車場:有料(施設の利用状況により1~2時間無料)

立佞武多の館(たちねぷたのやかた)

高さ約23mの立佞武多は一見の価値あり

実際に祭りで使用された立佞武多3台を展示実際に祭りで使用された立佞武多3台を展示

青森県内には数多くの「ねぷた(ねぶた)祭」がありますが、五所川原市のねぷたは「立佞武多(たちねぷた)」と呼ばれ、高さ20m以上という背の高さが特徴です。「立佞武多の館」には、実際の祭で使用された立佞武多が3台展示されており、一年を通じて見学できます。高さ約23m、重さ約19tの立佞武多は、小さなビルを思わせる大きさですが、その威圧感だけでなく、あでやかな色彩、人の動きや装飾品の細部まで表現した造形美に驚かされます。立佞武多はこの展示室に隣接する作業場で一年をかけてパーツごとに制作され、祭りの前に組みあげられて、祭り当日に路上へと向かいます。作業場の様子も公開されており、こちらは無料で見学できます。

町から消えた立佞武多の復活

立佞武多の上部もスロープから至近距離で見学できます立佞武多の上部もスロープから至近距離で見学できます

立佞武多は明治、大正期には盛んに制作されていましたが、電線や建物の高層化により町中での運行が難しくなったため、徐々に小型化され、やがて完全に姿を消してしまいました。しかし1993年に五所川原市内で昔の立佞武多の設計図が見つかったことを機に復活の気運が高まり、ボランティアの方などの手により1996年、80年ぶりに復活を果たしました。今では全国的にも人気の高い夏祭りとなっています。
館内ではエレベーターで4階まで上がり、スロープを下りながら立佞武多を見学できます。また30分毎に、五所川原市と立佞武多の祭や歴史について紹介するビデオの上映も行われています。

施設情報

立佞武多の館

立佞武多の館
  • URL:http://www.tachineputa.jp
  • 住所:青森県五所川原市大町506-10 MAP
  • アクセス:JR五所川原駅から徒歩5分
  • 営業時間:9:00~19:00(10~3月は~17:00、8月4~8日は~17:00、12月31日~15:00)
  • 定休日:1月1日(営業の場合もあり)
  • 立佞武多展示室入場料:大人600円、高校生450円 中学生・小学生250円
  • TEL:0173-38-3232
  • 駐車場:無料(2時間 立佞武多展示室または美術展示ギャラリーの入場者、館内で2,000円以上の買物、飲食をした方)

青森県立美術館

あおもり犬(あおもりけん)に会える美術館

美術館のアイコンでもある「あおもり犬」(奈良美智2005年)©Yoshitomo Nara 2005美術館のアイコンでもある「あおもり犬」(奈良美智2005年)©Yoshitomo Nara 2005

2006年のオープン以来、美術ファンの注目を集めてきたのが、青森県立美術館です。広大な敷地には展示室の他、シアターやスタジオ、コミュニティギャラリー、ワークショップのスペースなどが設けられ、様々な芸術を楽しみ、発信できる場所として利用されています。また、この美術館を一躍有名にしたのが、弘前市出身で国際的に活躍するアーティスト、奈良美智の「あおもり犬(あおもりけん)」です。常設展示室に面するスペースに設けられた、高さ8.5mの犬のオブジェで、優しそうにも、眠そうにも見える表情が、見るものの想像をかき立てます。

幅広いジャンルのアートをじっくりと楽しむ

大きな窓が印象的なコミュニティホール ©青森県立美術館大きな窓が印象的なコミュニティホール ©青森県立美術館

純白のスクエアな建物は、建築家・青木淳の作品。館内の案内表示には、グラフィックデザイナーの菊池敦己が制作した、独自のフォントが使用され、美術館そのものもアーティスティックな空間となっています。
所蔵作品も幅広く、棟方志功、成田享、奈良美智、澤田教一など青森県出身者をはじめとする日本人作家の作品などが楽しめます。特に2021年3月までの期間限定で展示されている、シャガールのバレエ「アレコ」の舞台背景画全4作品は見逃せません。縦9m、横15mの巨大なスペースにシャガールのファンタジックな世界が広がります。

施設情報

青森県立美術館©青森県立美術館
青森県立美術館
  • URL:http://www.aomori-museum.jp
  • 住所:青森県青森市安田字近野185  MAP
  • アクセス:JR新青森駅から弘南バス100円バス「ねぶたん号」乗車約10分、「県立美術館前」下車徒歩すぐ。JR青森駅から青森市営バス 三内丸山遺跡行き乗車約20分、「県立美術館前」下車徒歩すぐ
  • 開館時間:9:30~17:00 最終入館は16:30 6~9月は9:00~18:00 最終入館は17:30
  • 定休日:第2・第4月曜日、年末(そのほか臨時休館日あり)
  • 入館料:大人510円、大学生・高校生300円、中学生・小学生100円
  • TEL:017-783-3000
  • 駐車場:無料

ねぶたの家 ワ・ラッセ

青森市内の人気観光スポット

ねぶたの歴史を伝える、ねぶたミュージアムねぶたの歴史を伝える、ねぶたミュージアム

「ねぶたの家 ワ・ラッセ」では、たくさんの大型ねぶたが見学できる他、お土産や民芸品のショッピング、食事などが楽しめます。レストランでは穏やかな陸奥湾を眺めながら、地元の海の幸を味わえます。JR青森駅から徒歩約1分の場所にあるので、電車の待ち時間に利用できる点も人気の秘密です。
2階には「ねぶたミュージアム」があります。ねぶたの歴史や製作工程、ねぶた制作を手掛けてきた数々の「ねぶた師」や歴史に名を残す「ねぶた名人」など、ねぶたに関するありとあらゆる情報が展示されており、青森の人々のねぶたにかける情熱が伝わってきます。

「ねぶた祭」の迫力と美しさを体感

下絵を完璧に立体化する技術の高さに驚かされる下絵を完璧に立体化する技術の高さに驚かされる

「ねぶたミュージアム」から直結する「ねぶたホール」には、実際の祭りで使われた大型ねぶたのうち、賞を受賞したものなどが4台、その他、中型ねぶたやねぶたのパーツなどが展示されています。幅9m、奥行き7m、高さ5mほどの大型ねぶたが連なる様子は、まさに圧巻。鮮やかな色彩があふれる、幻想的な空間です。また、大型ねぶたは表と裏で異なるシーンが表現されているので、戦いを描いた勇壮なものと、動物や女性を描いた穏やかな情景など、表と裏を見比べるのも楽しみのひとつです。

施設情報

青森市文化観光交流施設 ねぶたの家 ワ・ラッセ

ねぶたの家 ワ・ラッセ
  • URL:http://www.nebuta.jp/warasse/
  • 住所:青森県青森市安方1-1-1 MAP
  • アクセス:JR青森駅から徒歩約1分
  • 営業時間:9:00~18:00(5~8月は~19:00)、ショップアイモリー9:00~18:30(5~8月は~19:30) 、食事処魚っ喰いの田11:00~19:00(5~8月は~20:00)
  • 定休日:8月9、10日、12月31日、1月1日
  • 入館料:大人600円、高校生450円、中学生・小学生250円
  • TEL:017-752-1311
  • 駐車場:有料(施設の利用状況により1~2時間無料)

青森県営浅虫水族館

体験メニューに参加してみよう

人々の暮らしと自然の共存を紹介する「むつ湾の海」人々の暮らしと自然の共存を紹介する「むつ湾の海」

保養地として有名な浅虫にあるこちらの水族館には、幅広い世代が訪れます。陸奥湾のホタテ貝やホヤの養殖場を再現したトンネル水槽に、日本で初めて繁殖に成功したオオカミウオの幼魚、幻想的なクラゲの数々や人気のチンアナゴなど、興味深い展示がたくさんあります。
体験メニューの充実ぶりも見逃せません。トラザメや子どもに人気のグソクムシにタッチする手軽なものから、ウミガメへの餌やり、イルカと握手、さらに飼育の様子やイルカのトレーニングを見学するプログラムもあります。ぜひ参加してみましょう。

イルカやアザラシなど海のアイドルが勢揃い

愛らしい表情のゴマフアザラシ愛らしい表情のゴマフアザラシ

イルカプールでは、1日4回(土、日曜と祝日は5回)、イルカのパフォーマンスが披露されています。津軽三味線のBGMに合わせてイルカがダイナミックなジャンプを見せたり、客席にボールを飛ばしたりと、地元色が感じられる楽しい内容です。1組2,000円の追加料金を払えば、プールサイドに設けられたスペシャルシートから見学することもできます。
また、イルカ、アザラシ、ペンギンへの餌やりの様子も公開されています。微笑みをたたえたようなイルカやのんびりとしたアザラシたちの表情は見ていて飽きることがありません。

施設情報

青森県営浅虫水族館

青森県営浅虫水族館
  • URL:http://asamushi-aqua.com
  • 住所:青森県青森市浅虫字馬場山1-25  MAP
  • アクセス:JR浅虫温泉駅から徒歩約10分
  • 営業時間:9:00~17:00(最終入館は16:30 ※G.W.、お盆期間は延長の場合あり)
  • 定休日:無休
  • 入場料:大人1,020円、小学生・中学生510円、幼児無料
  • TEL:017-752-3377
  • 駐車場:無料

旧東奥義塾外人教師館(きゅうとうおうぎじゅくがいじんきょうしかん)

宣教師たちが暮らした洋館を訪ねる

青森県の県重宝(他県での重要文化財)に指定されています青森県の県重宝(他県での重要文化財)に指定されています

「東奥義塾(とうおうぎじゅく)」とは、今も弘前市にあるキリスト教系の私立高校のこと。1872年(明治5年)に青森県初の私学校として、弘前藩の藩校「稽古館」を母体に創立されました。移転により、学校跡地は追手門広場となりましたが、広場内にはかつて東奥義塾が呼び寄せた外国人宣教師の住居が保存されており、自由に中を見学できます。
赤い屋根とグリーンの縁取りが印象的な洋館は1900年(明治33年)に建てられたものですが、煙突、暖炉、大きな出窓が施された美しい空間には古い調度品が置かれ、当時の暮らしぶりが再現されています。

1階のカフェは休憩場所に最適

シンプルな家具が設えられたベッドルームシンプルな家具が設えられたベッドルーム

洋館の1階には「Salon de Café Ange(サロン・ド・カフェ・アンジュ)」があり、暖炉のあるノスタルジックな空間でお茶やスイーツ、フランス料理のランチなどが楽しめます。
また、窓際の席からは追手門広場に並ぶ、洋館のミニチュア群も眺められます。これは明治期から大正期にかけて弘前市にあった洋館を10分の1の縮尺で模型にしたもの。旧弘前市役所や弘前公会堂など14棟が並んでいます。

施設情報

旧東奥義塾外人教師館

旧東奥義塾外人教師館
  • URL:http://www.city.hirosaki.aomori.jp/gaiyou/shisetsu/2015-0223-1019-41.html
  • 住所:青森県弘前市大字下白銀町2-1(追手門広場内)  MAP
  • アクセス:JR弘前駅から弘南バス市役所方面行き約15分、「市役所前」下車徒歩約1分
  • 開館時間:9:00~18:00(喫茶室は9:30~18:00、L.O.17:30)※冬季は時間短縮あり
  • 定休日:無休
  • 入館料:無料
  • TEL:0172-37-5501(市立観光館)
  • 駐車場:有料(市立観光館の地下駐車場を利用)
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。