ご当地サポーター
金沢の中心地である片町からほど近い「にし茶屋街」のおすすめスポット8選

「ひがし茶屋街」「主計町(かずえまち)茶屋街」と並び、金沢三茶屋街のひとつである「にし茶屋街」。ひがし茶屋街と比べると観光客が少なく、落ち着いた印象ですが、近年は新しいお店が続々とオープンしており、気軽に観光できるようになってきている注目エリアです。金沢の中心地である片町から歩いて5分ほどの場所にあるにもかかわらず、一歩通りに入れば茶屋建築が軒を重ね、江戸時代の面影が色濃く残る100メートルほどの小道が現れます。そんなにし茶屋街を楽しみ尽くすおすすめスポットを8つご紹介します。

目からウロコ、ふわふわなカツサンドに感激

「茶屋のカツサンド」(800円)、「加賀棒茶のジェラート」(500円) 「茶屋のカツサンド」(800円)、「加賀棒茶のジェラート」(500円)

芸妓さんもふらりと訪れるカフェバー。カフェタイムにおすすめで、一度食べたら忘れられないのが「茶屋のカツサンド」です。驚くのが、カツサンドらしからぬ口溶け。ふわふわのパンに挟まれた揚げたてのカツは、サクサクの食感ながら口の中でゆっくり衣がほどけていきます。ボリュームたっぷりに見えますが、ペロリと食べられてしまうほど軽やかな食感に驚きを隠せません。
金沢で古くから親しまれている加賀棒茶が楽しめる「加賀棒茶のジェラート」の上には、パンの耳から作った自家製ラスクが添えられています。

「一期一会」を大切にする店主のおもてなし

器が選べるカウンター席は、お一人様でも大歓迎 器が選べるカウンター席は、お一人様でも大歓迎

カウンターの前には、NIKKOをメインにウエッジウッドやオールドノリタケなどのカップ&ソーサーがずらり。「食を楽しむのであれば良い器も一緒に楽しんでほしい」という店主のおもてなし精神から、カウンター席に座った方のみ、好きな器を選んでコーヒーや紅茶を楽しめるようになっています。
お店の奥には坪庭のあるボックス席も。坪庭には、店名にもなっている桜や梅が植えられ、6月には花を咲かせます。1人でもゆっくりできる気軽さもうれしいポイントです。

ご当地サポーターコメント
名店「吉はし」の上生菓子が添えられたお抹茶もおすすめ。金沢のご当地グルメであるハントンライスや金澤カレーもあります。
桜桃(ゆすら)
  • https://yusura.cafe/
  • 石川県金沢市野町2-24-4 MAP
  • JR金沢駅から車で約15分
  • JR金沢駅からバス乗車、「広小路」下車徒歩約2分
  • カフェタイム10:00~17:00
    バータイム(予約のみ)18:00~23:00
  • 水曜
  • 076-220-7037
  • なし ※周辺に有料駐車場あり

貴重な名建築でゆっくりとお茶の時間を

お茶室でゆっくりいただける「抹茶(お菓子付き)」(500円) お茶室でゆっくりいただける「抹茶(お菓子付き)」(500円)

にし茶屋街が誕生した1820年と同じ年に建てられ、築200年以上の歴史を誇る現役のお茶屋。夜は一見さんお断りのお茶屋として営業していますが、昼はお手ごろ価格で楽しめる喫茶処として営業しており、ドリンクをオーダーすれば一見さんでも見学できるようになっています。
喫茶メニューは「抹茶(お菓子付き)」と「珈琲」の2つのみ。石川県に古くから伝わる嫁入り道具「花嫁のれん」をくぐった先にあるお茶室で、坪庭を眺めながらゆっくりとひと息つく時間は、何にも代えがたいものです。

お宝満載。世界に誇る石川県の伝統工芸品に触れる

群青色に塗られたお部屋は、最も格式が高い 群青色に塗られたお部屋は、最も格式が高い

階段を上がった2階には、群青色や朱色、緑色とカラフルに塗られた壁が印象的な部屋が点在。輪島塗のテーブルに加賀友禅の几帳、花婿のれんに古九谷の花瓶など、国宝級の伝統工芸品たちが展示されています。
階段や柱には漆が塗られており重厚感をたっぷり感じる一方で、どこか新しいさも感じるしつらえに。建物は、壁などを数年前に改修しています。金沢のお茶屋の中では、唯一行政が改修を手がけたため、国の特別な資格を持った塗師が改修を行いました。

ご当地サポーターコメント
現在は7代目である作間さんが店主を務めます。建物についてはもちろん、金沢の歴史についても説明してくれるので、ぜひ耳を傾けながらお茶を楽しんでくださいね。
料亭 華の宿
  • 石川県金沢市野町2-24-3 MAP
  • JR金沢駅から車で約11分
  • JR金沢駅からバス乗車、「広小路」下車徒歩約2分
  • 9:00〜14:00
  • 水曜
  • 076-242-8777
  • なし ※周辺に有料駐車場あり

気分は忍者。大人でも楽しめる2種類の手裏剣体験

「車手裏剣(5枚)」(300円)、「棒手裏剣(8本)」(500円) 「車手裏剣(5枚)」(300円)、「棒手裏剣(8本)」(500円)

忍者が使ったとされる武器を紹介しているミュージアム。ここでは気軽に体験できる2種類の手裏剣体験が人気です。どちらもスタッフが一から丁寧に説明してくれるので安心。手裏剣といえば真っ先に思い浮かぶ4つの刃をもった形が車手裏剣。初心者であれば車手裏剣がおすすめです。
一方で棒手裏剣は一本の釘のような形をしているため、難易度が上がります。どちらも力加減が意外と難しいのですが、その分刺さった時の爽快感はたまりません。体験の様子は写真や動画にも収められるので、旅の思い出にもぴったりです。

これであなたも忍者ツウ。忍者の歴史や役割をミュージアムでじっくり学ぶ

忍者の偉大さを思い知らされる武器がずらり 忍者の偉大さを思い知らされる武器がずらり

手裏剣体験の後は、2階に進みミュージアム見学を忘れずに。忍者が実際に使っていたとされる武器や道具が約160点展示されており、見応え抜群です。石垣を登るための鉤縄や、鎖と鎖分銅を相手の武器にまきつけ鎌で止めを刺す鎖鎌、暗殺のために使われていたという隠し武器などからは、多種多様な武器を開発しながら生き延びていた忍者の生き様をうかがえます。
スタッフの手が空いていればガイドを行ってくれることもあります。

ご当地サポーターコメント
築100年の町屋を改装した建物の入り口にはお土産ショップがあり、忍者や侍の関連グッズをはじめ、模造刀や各種お土産も販売しています。
忍者武器ミュージアム
  • https://www.ninjaweaponmuseum.jp
  • 石川県金沢市野町2-26-1 MAP
  • JR金沢駅から車で約10分
  • JR金沢駅からバス乗車、「広小路」下車徒歩約3分
  • 10:00~17:00(最終入館16:45)
  • なし
  • ミュージアム入館料大人500円、学生400円、小人300円(※手裏剣体験とセットで100円引き)
  • 076-245-6450
  • なし ※周辺に有料駐車場あり

にし茶屋街で生まれ31歳でこの世を去った天才作家の軌跡を辿る

島田清次郎の生い立ちが書かれたパネル 島田清次郎の生い立ちが書かれたパネル

大正時代に一躍時の人となった作家、島田清次郎が少年時代を過ごしたお茶屋「吉米楼(よしよねろう)」の跡地に建てられた資料館。1階は島田清次郎に関する資料が展示されており、彼の生い立ちを学ぶことができます。
当時50万部を超える大ベストセラーを叩き出した小説『地上』に関する資料も展示。若き天才の偉業を肌で感じながら、そこから急激に転落する人生までもが記されています。金沢の三文豪である泉鏡花や室生犀星、徳田秋声に加えて、ぜひ知ってほしい人物です。

お茶屋の文化を見学しよう

お茶屋を再現した豪華絢爛な朱色の間 お茶屋を再現した豪華絢爛な朱色の間

2階では、お茶屋の座敷を再現した色鮮やかな紅殻の間を見学できます。当時の雰囲気を回想できるようにと、漆塗りの調度品や金屏風、芸妓さんがお座敷遊びに使う太鼓や三味線などを設置。2階にあるもう一つは茶室を再現しており、お茶の文化を垣間見ることができます。
また、資料館には観光ボランティアガイド「まいどさん」が常駐しているので、無料で近隣観光の案内をしてくれるサービスも。気になることがあれば気軽に聞いてみてはいかがでしょう。

ご当地サポーターコメント
資料館の正面には迫力満点な「夫婦獅子」を展示。文政時代に造られた男獅子と天正時代に造られた女獅子を間近で見られるようになっています。
金沢市西茶屋資料館
  • 石川県金沢市野町2-25-18 MAP
  • JR金沢駅から車で15分
  • JR金沢駅からバス乗車、「広小路」下車徒歩約2分
  • 9:30~17:00
  • なし
  • 無料
  • 076-247-8110
  • なし ※周辺に有料駐車場あり

豆腐屋がプロデュースする、とうふアイスクリーム

通年味わえる「とうふアイスクリーム」(370円) 通年味わえる「とうふアイスクリーム」(370円)

にし茶屋街で40年以上続く豆腐屋。ここでいただきたいのが「とうふアイスクリーム」です。同店自慢の手作りの「絹とうふ」を崩して生地に練り込んで作られたアイスクリームは、ジェラートのような食感。大豆の風味を感じながらも、あっさりとした味わいです。
店頭に置かれた、金沢を代表する「大野醤油」をかければ、みたらし団子のような味に早変わり。甘じょっぱさがクセになる味わいです。お店の前にあるベンチに座って、休憩がてら味わってみてはいかがでしょうか。

ご近所さんからも長年愛されるこだわりの豆腐

「生揚げチリソース」(250円)、「寄せとうふ」(270円)、「絹とうふ」(150円)、「昔とうふ」(270円) 「生揚げチリソース」(250円)、「寄せとうふ」(270円)、「絹とうふ」(150円)、「昔とうふ」(270円)

北陸産のエンレイ大豆をはじめ、厳選された国産大豆で作る豆腐は、オープン当初より地元の人々に愛されてきました。北陸のエンレイ大豆と能登の塩田にがりだけを使った「昔とうふ」はお店の代名詞。大豆のポテンシャルを最大限に引き出すため、通常の絹豆腐の2~3倍の大豆を使っているそう。
国産大豆のみで作られた「絹豆腐」も人気です。絹豆腐を揚げてチリソースと絡めた「生揚げチリソース」はおつまみとしてもおすすめです。

ご当地サポーターコメント
週に1度の木曜しか販売しない「寄せとうふ」に出合えたらラッキー。とろけるような食感の豆腐を楽しめます。
手づくり 中谷とうふ
  • 石川県金沢市野町2-19-13 MAP
  • JR金沢駅から車で約11分
  • JR金沢駅からバス乗車、「広小路」下車徒歩約2分
  • 10:00〜17:30
  • 日曜(不定休)
  • 076-241-3983
  • なし ※周辺に有料駐車場あり

高級ワイン「ケンゾーエステイト」にとことん酔いしれる

「ケンゾーエステイト rindo」フルボトル(25,000円)、ハーフ(13,000円) 「ケンゾーエステイト rindo」フルボトル(25,000円)、ハーフ(13,000円)

にし茶屋街にひっそり佇む、お茶屋を改装した隠れ家バー。ここでは滅多に出合えないワイン「ケンゾーエステイト」がいただけます。「世界のトップ100ワイナリー」「ナパ・ヴァレーのトップ10ワイナリー」に選ばれた世界最高峰のワインを置けるお店は、数が限られていることでも有名です。
同店では、そんな希少なケンゾーエステイトを特約店だからこその強みを生かしてほぼフルラインナップで用意。最高の夜の幕開けが期待できそうです。

にし茶屋街にありながら、構えていない気軽さも魅力

奥行きのある広々としたカウンター 奥行きのある広々としたカウンター

バーのチャージ料は2,500円。お通しは日替わりなので登場するまでのお楽しみです。モダンながら趣ある空間でいただけるのはワインやウィスキー、ビール。アルコールは800円から、ノンアルコールは500円からとリーズナブルなのがうれしいポイント。
金沢の美食が集まる片町から徒歩5分ほどの場所にあるので、2軒目や3軒目としてもおすすめです。カウンターの後ろには、坪庭を眺められるボックス席が3つあります。ワイン片手にしっとり語らう優雅な夜を楽しみませんか。

ご当地サポーターコメント
スタッフ全員が女性なので、女性1人でも気兼ねなく入れるのがうれしいポイント。 1人でちょっぴり大人な時間を過ごすのもおすすめです。
Barにし数登美
  • https://www.winebar-kazutomi.com/
  • 石川県金沢市野町2-26-2 MAP
  • JR金沢駅から車で約12分
  • JR金沢駅からバス乗車、「広小路」下車徒歩約2分
  • 19:00〜23:00
  • 日曜、祝日
  • 076-280-1103
  • なし ※周辺に有料駐車場あり
  • チャージ料2,500円

金沢土産や手土産におすすめ。今どきに洗練されたおしゃれな甘納豆

「大浜だいず」(350円)、「白花美人」(350円)、「能登大納言」(440円) 「大浜だいず」(350円)、「白花美人」(350円)、「能登大納言」(440円)

にし茶屋街で大人気の甘納豆専門店。店内には代名詞でもある甘納豆が20種類以上ずらりと並んでいます。着色料と保存料は使わずに豆の風味を生かしながら、旨みをぎゅっと閉じ込めた甘納豆はどれも絶品。
能登のご当地豆を使った高品質な大納言小豆を味わえる「能登大納言」や、能登最南端・珠洲にある「二三味農園」の豆を使った「大浜だいず」など、石川の豆を使った甘納豆が人気です。パッケージもひとつひとつおしゃれなので、金沢旅行のお土産としても喜ばれます。

町屋の中で選ぶ、わくわく金沢土産

町屋の落ち着いた空間に行儀良く並べられた商品 町屋の落ち着いた空間に行儀良く並べられた商品

豆をベースとしながら多角的に展開し、どれも豆のポテンシャルを感じられる商品ばかり。豆以外には、糖菓子や羊羹、シロップやコンポートなどが並びます。県内外ともに、これだけラインナップ豊富な実店舗はここ本店のみ。
店舗奥の窓からは、豆炊きの風景を見ることができるので、気になる方はぜひ近くまで行って作業工程を覗いてみませんか。
金沢21世紀美術館や、ひがし茶屋街にあるカフェ「桃組」では、一部の甘納豆が販売されています。

ご当地サポーターコメント
甘納豆かわむらの店舗奥にある「賞味期限6分モナカ」を味わえるカフェ「MAMEノマノマ」も必見です。注文は甘納豆かわむらの1階で受け付けています。
甘納豆かわむら
  • https://mame-kawamura.com/
  • 石川県金沢市野町2-24-7 MAP
  • JR金沢駅から車で約11分
  • JR金沢駅からバス乗車、「広小路」下車徒歩2分
  • 9:30〜18:00 、日・祝日 〜17:00
  • 第1火曜、12月31日~1月3日
    ※1・5・12月は第1火曜も営業
  • 076-282-7000
  • あり

欲張りさんにおすすめ。「甘納豆かわむら」の豆を少しずつ

「かわむらプレート」(1,200円) 「かわむらプレート」(1,200円)

「甘納豆かわむら」が手がけるカフェが、同店の2階にあります。真っ白なキャンバスの上に、甘納豆かわむらの代表的な甘納豆や炒り大豆が少しずつのった「お豆のプレート」はアートのよう。小皿には、バニラアイスとラム酒につけた黒豆が。一度にたくさんのお豆を食べ比べられるのが魅力です。
数量限定メニュー「本黒わらび餅」も、もう一つの名物です。貴重な本蕨もちを100%使用しており、とろける食感を楽しめます。

芸妓さんの稽古場が見える窓際の特等席でいただく絶品スイーツ

白と黒を基調とした落ち着いた店内 白と黒を基調とした落ち着いた店内

せっかくにし茶屋街を訪れたのであれば、芸妓さんの稽古場である「西検番事務所」が見える窓際がおすすめです。水色のかわいらしい木造の洋風建築からは、タイミングが合えば三味線や太鼓の音が聞こえることも。出入りする芸妓さんの姿を見ることもできるかもしれません。
そんな期待を寄せながら、店主がこだわり抜いて選んだ三重県のクラフトビールや、パティシエが作り出す季節限定スイーツをぜひ味わってみませんか。

ご当地サポーターコメント
ゆったりとカフェタイムを満喫してほしいという思いから、6歳以上の入店をお願いしています。ホッと一息つける大人な空間で、束の間の旅の疲れを癒してくださいね。
サロン・ド・テ・カワムラ
  • https://www.instagram.com/salon_de_the_kawamura/
  • 石川県金沢市野町2-24-7 2階 MAP
  • JR金沢駅から車で約11分
  • JR金沢駅からバス乗車、「広小路」下車徒歩約2分
  • 月~土10:30~17:00(L.O.16:25)
    日曜・祝日10:30~16:30(L.O.15:55)
  • 第1火曜、12月31日〜1月3日(臨時休業あり)
  • 076-282-7000
  • あり
  • ワンオーダー制
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