ご当地サポーター
金沢の伝統文化から極上グルメまで。車で巡る女子旅

加賀水引や加賀手まりといった金沢の伝統工芸に触れたり、前田家ゆかりの神社で恋愛成就を祈願したり。さらにスイーツのコースが楽しめるカフェに夜景スポット、古民家でいただくおいしいごはんなど、金沢の魅力をたっぷりと満喫する女子旅をご案内。ドライブも楽しみながら、ゆったり金沢を巡ってみませんか。

ドライブお役立ち情報

金沢中心部をぐるりと一周する百万石通りは、「近江町市場」に香林坊、「金沢21世紀美術館」のある広坂、「ひがし茶屋街」近くの橋場など、主要な観光スポットを結んでいます。そのため、交通量が多く、朝夕は渋滞することも。周辺のスポットには専用駐車場がないところも多いですが、コインパーキングは充実しています。
香林坊の東側、「金沢城公園」近くの広坂緑地周辺は、並木道に囲まれて爽快にドライブできるエリア。また犀川(さいがわ)大橋から上流の桜橋の間の小道は「犀星のみち」と呼ばれ、犀川沿いに桜並木が続く景色のいいルートです。

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、営業時間の変更や休業の場合があります。お出かけの際は事前にご確認ください。

金沢の伝統工芸「水引」のモダンなアイテムにうっとり

水引の花かご7,500円。丸い模様が「あわじ結び」
水引の花かご7,500円。丸い模様が「あわじ結び」

女子旅のスタートは、犀川(さいがわ)沿いののどかな場所に立つ、水引のショップ&工房から。水引とは、祝儀袋などに掛けられている飾り結びのこと。金沢では江戸時代から、立体的で美しい結納飾りとしてなじみが深い伝統工芸品です。
「身近に楽しむ水引」をコンセプトに制作された作品は、女性らしい感性が光るインテリアやバッグ、アクセサリーなど。伝統的な「あわじ結び」を基本にしつつ、昔ながらの水引細工の枠にとらわれない、モダンなアイテムを揃えています。

可憐な水引アクセサリーをお土産に

ピアス、イヤリング4,000円〜。限定品もあり
ピアス、イヤリング4,000円〜。限定品もあり

友人へのプレゼントに人気なのは、水引珠のピアスにイヤリング、ペンダントなど。カラフルで愛らしく、気軽に身に付けられます。ガラスコップ付きの花かごは、野の花を生けた花瓶を入れるだけで絵になるインテリアに。
自分でも作ってみたいという方向けに、ワークショップも開催しています。所要時間は1時間30分〜2時間程度、料金は1,500円〜とお手頃。また150色以上ほどあるオリジナルの水引素材やキットなどを購入して、自宅で作ってみるのもおすすめです。

自遊花人(じゆうかじん)
  • URLhttps://www.jiyukajin.net
  • 住所石川県金沢市清川町7-9 MAP
  • アクセスJR金沢駅から車で約15分
  • バスアクセスJR金沢駅から周遊バス乗車、「桜橋」下車徒歩約5分
  • 営業時間10:00〜16:00
  • 定休日日曜、祝日、年末年始
  • 入場料水引体験教室 1,500円〜(4名以上、日時は予約にて相談)
  • TEL076-244-6441
  • 駐車場無料

絢爛豪華なお茶屋の様子を再現

太鼓や三味線は「にし茶屋街」のお茶屋で実際に使われていたもの
太鼓や三味線は「にし茶屋街」のお茶屋で実際に使われていたもの

犀川(さいがわ)沿いを進み、寺院が集まる寺町を抜けて「にし茶屋街」へ。1820年(文政3年)頃に造られた、歴史と趣ある茶屋街です。
当時のお茶屋の様子を垣間見るには、茶屋街の一角にある資料館を訪れてみましょう。大正期の地元作家・島田清次郎が過ごしたお茶屋「吉米楼(よしよねろう)」の跡地にあり、1階は資料館、2階にはお茶屋の広間が再現されています。紅殻(べんがら)色の壁に金屏風、重厚な漆塗りの装飾品などが飾られ、なんとも艶やか。音声ガイドの解説も楽しめます。

写真映え必至の風情ある茶屋街を散歩

端正な出格子のお茶屋を改装した和洋菓子店も
端正な出格子のお茶屋を改装した和洋菓子店も

観光客でにぎわう「ひがし茶屋街」と比べて規模はコンパクトながら、茶屋建築の建物が並ぶ「にし茶屋街」は情緒たっぷりです。現在も営業しているお茶屋は4軒あり、2019年秋には新たにもう一軒オープン。現役の芸妓さんの数は「ひがし」「にし」「主計町(かずえまち)」の金沢三茶屋街の中で最も多いそうです。
資料館隣の「西料亭組合事務所」前を通れば、太鼓や三味線のお稽古の音が聞こえてくることも。石畳の通りには、老舗の落雁(らくがん)屋をはじめ、和洋のスイーツ店が点在。立ち寄って一休みするにも最適です。

金沢市西茶屋資料館
  • 住所石川県金沢市野町2-25-18 MAP
  • アクセスJR金沢駅から車で15分
  • バスアクセスJR金沢駅からバス乗車、「広小路」下車徒歩約2分
  • 営業時間9:30~17:00
  • 定休日なし
  • 入場料無料
  • TEL076-247-8110
  • 駐車場なし ※周辺に有料駐車場あり

金沢三文豪の1人、室生犀星の生家に立つ記念館

1918年(大正7年)の「愛の詩集」から1962年(昭和37年)の「好色」まで161作品が並ぶ
1918年(大正7年)の「愛の詩集」から1962年(昭和37年)の「好色」まで161作品が並ぶ

「にし茶屋街」から犀川(さいがわ)方面に進むとすぐ、室生犀星の生家跡にある記念館に到着します。詩、俳句、小説、随筆など、多彩な分野に及んだ犀星文学には、故郷・金沢の自然に対する思いや、小さな命への慈しみの心があふれています。
記念館に入ると、犀星が愛した犀川の流れをイメージした小さな庭が。実際に使われていた石塔やつくばいが配され、水遊びする小鳥の姿に癒されます。吹き抜けスペースの壁には、全著書の初版本の表紙を年代順に展示。レトロなアートワークについ見入ってしまいます。

猫好き作家・犀星を深く知る展示が満載

72年にわたる室生犀星の生涯と作品、交友と人柄を紹介する展示室
72年にわたる室生犀星の生涯と作品、交友と人柄を紹介する展示室

1階の展示室には、自筆原稿や書簡、子どもたち宛ての葉書に描いた絵などが紹介されています。犀星は多くの作品に登場する猫の他、犬や小鳥、昆虫も飼っており、記念館制作の「室生家の犬猫年譜」を見れば、小さな生き物への愛情が感じられます。
2階では、「食と犀星」「旅する犀星」といった期間限定の企画展示を開催。この他、犀星作詞の校歌や犀星の声を聴けるコーナー、文字遣いや筆運びを体験できる筆写コーナーなどがあり、室生犀星の世界に浸れます。

室生犀星記念館(むろおさいせいきねんかん)
  • URLhttps://www.kanazawa-museum.jp/saisei/
  • 住所石川県金沢市千日町3-22 MAP
  • アクセスJR金沢駅から車で約15分
  • バスアクセスJR金沢駅から周遊バス乗車、「片町」下車徒歩約6分
  • 営業時間9:30~17:00
  • 定休日年末年始 ※年3回の展示替え期間休業
  • 入場料310円
  • TEL076-245-1108
  • 駐車場無料

おばんざいが9品も。目にも美しい和食ランチ

サワラの昆布締め、ハモのはさみ揚げなど、季節のお刺身と天ぷらも付いた「お昼ごはん」2,200円。この他デザートも付く
サワラの昆布締め、ハモのはさみ揚げなど、季節のお刺身と天ぷらも付いた「お昼ごはん」2,200円。この他デザートも付く

「室生犀星記念館」からすぐ、犀川(さいがわ)にほど近い住宅地に立つ和食店。築90年の民家を改装した店内は、大きな梁を残したシンプルモダンな雰囲気で、約10席がゆったりと配されています。金沢で生まれ育ち、京都で10年修業した店主が腕をふるうのは、地元の食材を使った季節のおいしいおばんざい。人気は、市松模様の器に9品がのった「お昼ごはん」1,100円で、小鉢や茶碗蒸しも付いてお値打ちです。お刺身付き1,650円、お刺身、天ぷら、デザート付き2,200円も用意しています。

自家製デザートで食後ものんびり

お昼ごはんにはすべてコーヒー付き。冷製の白玉320円にはバニラアイスをのせて
お昼ごはんにはすべてコーヒー付き。冷製の白玉320円にはバニラアイスをのせて

食材は、店主が「近江町市場」で仕入れたもの。おばんざいの大半は、旬の加賀野菜や地元の魚を使った料理です。どのランチにも付く茶碗蒸しは夏なら冷製にするなど、季節を楽しんでほしいという心遣いが伝わります。
食後のデザートも評判。定番の白玉、れんこん餅、羊羹(ようかん)に加え、秋ならカボチャやサツマイモのプリンなど、自家製デザートが揃います。店主のおばあちゃんのレシピで煮た小豆と合わせるモチモチの白玉は、おしるこ風の温製、アイスをのせた冷製と選べるのも魅力です。

あをき
  • 住所石川県金沢市千日町5-2 MAP
  • アクセスJR金沢駅から車で約15分
  • バスアクセスJR金沢駅から周遊バス乗車、「片町」下車徒歩約5分
  • 営業時間11:30~13:30(最終入店)、18:00~20:30(L.O.) ※昼は予約が確実、夜は要予約
  • 定休日水曜、第3木曜
  • TEL076-287-3126
  • 駐車場無し

再現された風光明媚な大名庭園を散策

「玉泉庵」の和室から眺める美しい庭園。意匠性の高い石垣にも注目
「玉泉庵」の和室から眺める美しい庭園。意匠性の高い石垣にも注目

犀川(さいがわ)大橋を渡り、百万石通りを抜けて10分ほどで「金沢城公園」へ。「玉泉院丸庭園」は、歴代加賀藩主により金沢城内に造られた大名庭園です。明治期に廃絶されて一度は面影が失われてしまいましたが、2015年にその姿が再現されました。辰巳用水を水源とする池泉回遊式の庭園は、池や島、橋なども忠実に再現され、水と豊かな緑、石垣が織りなす見事な景観が楽しめます。とりわけ休憩処「玉泉庵」は、和室から庭園が一望できる絶好のスポットです。

お姫様気分で庭を眺めて一休み

抹茶(生和菓子付き)730円
抹茶(生和菓子付き)730円

前田家の家紋である「梅鉢紋」がそこここにあしらわれた「玉泉庵」は、風格漂う静かな空間。和服姿のスタッフに迎えられ、茶室で丁寧に点てられたお抹茶と生菓子がいただけます。金沢市内の和菓子店が作る生菓子は2カ月に1度変わり、季節感を楽しませてくれます。大きな窓の外に広がる風光明媚な庭園は、まるで一幅の絵のよう。かつて藩主や姫君が愛でていた景色をゆったり眺めていると、江戸時代にタイムスリップしたような気分に浸れます。

五彩のギヤマンに異国情緒を感じる神門は必見

ギヤマンがきらめく「神門」。日没~22時にはライトアップも
ギヤマンがきらめく「神門」。日没~22時にはライトアップも

1873年(明治6年)に創建された尾山神社は、加賀藩祖・前田利家公と正室お松の方が祀られている由緒ある神社です。見どころは、和洋漢の三様式を用いた「神門」。どっしりとした戸室石のアーチの上に異国情緒漂う塔が作られ、三層目には四方に五彩の美しいギヤマン(色ガラス)がはめ込まれています。その上には、現存する日本最古の避雷針も見ることができます。本殿に向かって右側には築山池泉回遊式の庭園が広がり、豊かな緑の中、水辺を散歩するのもおすすめです。

縁結び祈願にかわいい水引のお守りを

「赤い糸で結ばれる」「努力が実を結ぶ」と祈願された「加賀水引むすび守」各1,000円
「赤い糸で結ばれる」「努力が実を結ぶ」と祈願された「加賀水引むすび守」各1,000円

武将・前田利家が御祭神であることから、文武両道や必勝祈願に訪れる人も。また夫婦仲の良かったお松の方とともに祀られているため、縁結びや夫婦円満のご利益があるともいわれています。
お参りのあと立ち寄りたいのは、2015年に完成した授与所。庭園の眺めを邪魔しない、開放感あるガラス張りのスタイリッシュな空間です。カラフルな加賀水引を使った「むすび守」など、金沢らしいデザインのお守りが多数。ぜひお気に入りの一品を見つけてみませんか。

尾山神社
  • URLhttp://www.oyama-jinja.or.jp/
  • 住所石川県金沢市尾山町11-1 MAP
  • アクセスJR金沢駅から車で約5分
  • バスアクセスJR金沢駅東口から北鉄バス城下まち金沢周遊バス「左回りルート」乗車約7分、「南町・尾山神社」下車徒歩約3分
  • 営業時間自由
  • TEL076-231-7210
  • 駐車場無料

彩り美しい加賀の伝統工芸品に出合う

四つ菊のてまり(左)4,950円、ゆびぬき各5,500円~。ゆびぬきリング各3,850円などアクセサリーも充実
四つ菊のてまり(左)4,950円、ゆびぬき各5,500円~。ゆびぬきリング各3,850円などアクセサリーも充実

尾山神社近く、百万石通り沿いにある「加賀てまり」と「加賀ゆびぬき」の専門店。加賀てまりとは、絹糸で模様をかがった毬の芯に鈴が入っており、良く鳴る=良くなるといわれる縁起のいい工芸品。現在でも嫁ぐ娘に幸せを願って贈る風習があるそうです。艶やかな菊模様をはじめ、このお店では土台から手作りした色とりどりの手まりが揃います。
また、加賀友禅のお針子たちが余った絹糸や真綿で作っていたという「加賀ゆびぬき」も豊富。絹糸を1本1本重ねた、カラフルで美しい模様が印象的です。

金沢旅行の思い出に、てまり・ゆびぬき作り体験も

体験講習は約2時間(要予約)。てまり6,500円、ゆびぬきは2,900円~
体験講習は約2時間(要予約)。てまり6,500円、ゆびぬきは2,900円~

店内には、石川県で活躍する作家の作品がずらり。小さなてまりで作る針山や、ゆびぬきを使ったアクセサリーなど、実用的なアイテムはお土産に最適です。加賀てまりと加賀ゆびぬきの体験講習も行っています。
加賀てまりは、繊細な「二つ菊模様」に挑戦。厚紙と布を巻いて土台から作る加賀ゆびぬきは、「2色うろこ」か「やたら縞」模様が作れます。ゆびぬきは自由に色が選べるため、同じ模様でもオリジナルな色彩の一品に仕上がります。どちらも作家さんが丁寧に教えてくれるので、初心者にもおすすめです。

加賀てまり 毬屋(まりや)
  • URLhttps://kagatemari.com/
  • 住所石川県金沢市南町5-7 MAP
  • アクセスJR金沢駅から車で約10分
  • バスアクセスJR金沢駅から周遊バス乗車、「南町・尾山神社」下車徒歩約1分
  • 営業時間10:00~17:00
  • 定休日水・木・金曜
  • 入場料体験講習 てまり6,500円、ゆびぬき2,900円~
  • TEL076-231-7660
  • 駐車場無し

緑に包まれた美術館のカフェでスイーツを

甘酒玄米を使ったモンブランなど、色とりどりのスイーツが並ぶ
甘酒玄米を使ったモンブランなど、色とりどりのスイーツが並ぶ

「尾山神社」周辺から香林坊、「金沢21世紀美術館」前を通り、車で5分ほど。「石川県立美術館」にあるこのお店は、アート鑑賞後の休憩にぴったりです。店内に入ると、天井まである大きな窓の外に1年を通して豊かな緑が広がり、心をなごませてくれます。
ショーケースに並ぶのは、20種類ほどの生菓子。石川県出身の有名パティシエがプロデュースするだけに、牛乳や卵、小豆、フルーツ、塩や日本酒など、地元のおいしい食材を使った見目麗しいスイーツが堪能できます。

ほうじ茶は炒りたての香りが秀逸

個室で楽しむ、お茶とスイーツのフルコース「コンセプトG」2,500円(税別)
個室で楽しむ、お茶とスイーツのフルコース「コンセプトG」2,500円(税別)

カフェの個室では前日までの予約制で、スイーツと日本茶のフルコース「コンセプトG」がいただけます。Gとは玉露の頭文字で、香りと旨み、渋みのバランスが良い宇治の本玉露が主役のコース。まずはレモンマートルなど、季節替わりのお茶を1杯。本玉露は、一煎目、二煎目、三煎目で異なる味わいが楽しめます。結びのお茶は、茶香炉を使って自分で炒る、香り豊かなほうじ茶を。それぞれのお茶に合わせた3品のデセールとともに、優雅なティータイムを過ごせます。

ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA
  • URLhttps://le-musee-de-h.jp
  • 住所石川県金沢市出羽町2-1「石川県立美術館」内 MAP
  • アクセスJR金沢駅から車で約10分
  • バスアクセスJR金沢駅から周遊バス乗車、「広坂・21世紀美術館」下車徒歩約6分
  • 営業時間10:00~19:00(L.O.18:30)
  • 定休日無休
  • TEL076-204-6100
  • 駐車場無料

市街地から一番近い展望スポットまでドライブ

卯辰山の中腹、標高約90mの場所に整備された眺望の丘
卯辰山の中腹、標高約90mの場所に整備された眺望の丘

「兼六園」「金沢21世紀美術館」周辺から車で15分ほど走ると、金沢市内を一望できる展望スポット、卯辰山公園に到着します。卯辰山は標高約140mの小さな山ですが、見晴らしの良さは抜群。地元の方も数多く訪れるスポットです。おすすめは、2019年3月に完成したばかりの「眺望の丘」。卯辰山の坂を登っていくと、真新しいアプローチが伸びているのが目印です。東屋やベンチのある展望デッキからは、西側に金沢駅方面の眺望が。夕暮れ時には、海に夕日が沈む絶景も楽しめます。

小高い山の展望台で金沢の夜景を堪能

見晴らし台から眺める市街地方面の夜景
見晴らし台から眺める市街地方面の夜景

「眺望の丘」から東南方面へ車で数分移動すれば、かつて動物園があった場所に整備された展望広場「見晴らし台」があります。ベンチのある芝生の広場からは、西から南方面に視界が開け、日が暮れるときらめく夜景が一望のもとに。西側には「兼六園」や金沢城公園、南側には市街地が広がり、ビル群の灯りや大通りを行き交う車のライトが輝いて見えます。入園は無料、2つの展望台近くには駐車場やトイレが完備されているので、気軽に行けるのがうれしいところです。

卯辰山公園(うたつやまこうえん)

地元の旬を生かしたオリジナル和食をワインとともに

「生ウニとローストビーフ」2,400円、「車海老とトウモロコシのかき揚げ」1,200円、「ガス海老の唐揚げ」900円
「生ウニとローストビーフ」2,400円、「車海老とトウモロコシのかき揚げ」1,200円、「ガス海老の唐揚げ」900円

「兼六園」「金沢21世紀美術館」から1kmほどのところにある、築約100年の古民家を再生した和食店。金沢近郊の農家や漁師から届く食材を使い、手を加えすぎず素材を生かした料理でもてなしてくれます。
金沢出身の店主は自ら山で山菜を採り、富山県にホタルイカを捕りに出かけることも。また羽咋(はくい)市で猟師が仕留めた臭みのないイノシシ肉はメンチカツに仕上げるなど、その時季ならではの味覚がメニューに並びます。地酒の他、フランスを中心としたナチュラルワインとともに堪能しましょう。

趣ある古民家の空間で料理と会話を楽しむ

厨房に面したカウンターの一角がテーブルに
厨房に面したカウンターの一角がテーブルに

板張りの天井や砂壁など、もともとあったものを極力生かして再生した空間にも注目です。1階は、靴を脱いで上がるテーブル席の他、オープンキッチンにはカウンター席を設置。カウンターの一角は料理人の手元まで見える特等席となっています。BGMをかけていないのは、会話や調理する音を楽しんでほしいという思いから。階段を上がった2階には、モダンな座敷が広がっています。九谷焼をはじめ、明治~昭和初期の器も素敵なセンスあふれる一軒です。

酒屋 彌三郎(やさぶろう)
  • URLhttps://www.facebook.com/sakayayasaburo/
  • 住所石川県金沢市本多町3-10-27 MAP
  • アクセスJR金沢駅から車で約10分
  • バスアクセスJR金沢駅から周遊バス乗車、「本多町」下車徒歩約3分
  • 営業時間17:30~24:00(L.O.23:00)
  • 定休日日曜
  • TEL076-282-9116
  • 駐車場無し
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