ご当地サポーター
神話と歴史を巡る、出雲・松江の観光スポット9選

日本を代表する歴史書「古事記」には、島根県を舞台とした多くの神話が記されています。その中に登場する場所や神々は、今も県内各地に祀られ、パワースポットや観光地として人々を惹きつけています。また松江エリアには国宝・松江城や、城下町風情のある街並みが残り、歴史ロマンを感じさせます。そこで神話と歴史に思いを馳せながら楽しめる、出雲エリアと松江エリアの観光スポットをご紹介します。

「神々の国・出雲」の象徴!縁結びの神として名高い古社

国宝に指定されている出雲大社御本殿
国宝に指定されている出雲大社御本殿

日本最古の歴史書「古事記」に創建の由縁が記される古社で、まさに神話と地続きの聖地です。主祭神は縁結びの神様・福の神として知られる「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」で、良縁を祈願しようと全国から参拝者が訪れます。

また、国宝に指定されている出雲大社御本殿は「大社造」と呼ばれる日本最古の神社建築様式。古代には3本の大木を束ねて1本の柱とし、高さ48mもあったといわれています。2008年から5年間かけて行われた「平成の大遷宮」により、新しく葺き替えられたばかりの大屋根は荘厳な美しさです。

出雲名物やお土産のお店が軒を連ねる神門通り

神門通りは「出雲ぜんざい」をはじめ特産品やお土産が勢揃い
神門通りは「出雲ぜんざい」をはじめ特産品やお土産が勢揃い

出雲大社の正門から大鳥居(一の鳥居)まで約700mにわたって続く表参道「神門通り」には、食事処や土産物店、カフェなどが賑やかに軒を連ねています。出雲地方発祥といわれる「ぜんざい」や、島根名物「出雲そば」の店も多くあり、食べ比べできるほど。ぜひご賞味ください。

また、出雲大社のお膝元ということもあり、開運・縁結びグッズ、パワーストーンなど、出雲ならではの運気をアップさせてくれそうなお土産も揃います。大正時代に植えられた松並木と石畳が調和する通りは、散策しているだけでも楽しいものです。

ご当地サポーターコメント
出雲大社に参拝した際には、ぜひ西側の神楽殿(かぐらでん)へも参拝を。ここの大しめ縄は日本最大級で全長13.6m、重量5.2tを誇り、出雲大社のシンボルの一つです。記念撮影スポットとしてもおすすめします。
出雲大社
  • URLhttp://www.izumooyashiro.or.jp
  • 住所島根県出雲市大社町杵築東195 MAP
  • アクセス一畑電車「出雲大社前駅」から徒歩約5分
  • バスアクセスJR「出雲市駅」から一畑バス(出雲大社・日御碕行)乗車、「正門前」下車。出雲空港から出雲大社直通連絡バスあり(1日2便)
  • 営業時間参拝 6:00~19:00、お守り所 6:00~19:00、宝物殿 8:30~16:30
  • 定休日無休
  • 入場料無料
  • TEL0853-53-3100(8:30〜16:30)
  • 駐車場無料
  • メモ16:30より警備の都合上、十九社から北側へは行けなくなります。

青い海と白く輝く灯台がシンボルのジオパーク海岸

「日御碕灯台」には内部に163段のらせん階段があり、頂上の展望台からの眺めは絶景
「日御碕灯台」には内部に163段のらせん階段があり、頂上の展望台からの眺めは絶景

出雲大社から海沿いを車で15分ほど走った場所にある、島根半島の西端に位置する港町。岬の先端にそびえる「日御碕灯台」は、石造りの灯台としては日本一の高さ(43.65m)を誇り、建設から100年以上経った今も現役です。「世界の歴史的灯台百選」、国の重要文化財にも指定されています。

「大山隠岐国立公園」の一部でもある日御碕の海岸線は、断崖絶壁が続き、大小の島や奇岩が点在。遊歩道が整備されているので、ダイナミックな地形や海の眺めを堪能できます。「日が沈む聖地出雲」として日本遺産にも登録され、夕日スポットとしても有名です。

朱色に輝く日御碕神社、海鮮グルメも魅力的

島根県内でも珍しい朱塗りの社殿が美しい「日御碕神社」。国の重要文化財
島根県内でも珍しい朱塗りの社殿が美しい「日御碕神社」。国の重要文化財

日御碕の玄関口に位置し、朱塗りの社殿が特徴的な「日御碕神社」にもぜひ参拝を。奈良時代に編纂された「出雲国風土記」にも記される古社で、天照大神を祀る「日沈宮(ひしずみのみや)」は、三重県の伊勢神宮が「日本の昼を護る」のに対し、「日本の夜を護る」ようにと名づけられた重要なお宮です。

また、日御碕神社から日御碕灯台へと続く道沿いには、漁業が盛んな日御碕ならではの土産物店や食事処が軒を連ねます。店先に吊るしてある干物や朝どれの鮮魚を使った海鮮丼、店頭で焼く海鮮焼きなど、グルメも楽しめます。

ご当地サポーターコメント
日御碕神社近くの海岸にある小島「経島(ふみしま)」は、もともと日沈宮が祀られていた場所で、一般の人は立ち入ることのできないご神域。ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されています。
日御碕
  • URLhttps://www.izumo-kankou.gr.jp/370
  • 住所島根県出雲市大社町日御碕1089-37(日御碕ビジターセンター) MAP
  • アクセス一畑電車「出雲大社前駅」から車で約18分
  • バスアクセスJR「出雲市駅」から一畑バス(出雲大社・日御碕行)乗車、「日御碕灯台」下車すぐ
  • 営業時間9:00~17:00(日御碕ビジターセンター)
  • 定休日無休(日御碕ビジターセンター)
  • TEL0853-54-5400(日御碕ビジターセンター)
  • 駐車場無料
  • メモ日御碕灯台の営業時間 9:00~16:30(土日祝は~17:00、10~2月は~16:30)、定休日 12月30日・31日、参観寄付金 大人(中学生以上)300円、小学生以下、障がい者(介助の方1名まで)無料

全国から八百万の神々をお迎えする神聖な浜辺

浜辺には「弁天島」が。岩の上には「豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)」を祀る祠(ほこら)と鳥居がある
浜辺には「弁天島」が。岩の上には「豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)」を祀る祠(ほこら)と鳥居がある

神在月に八百万の神々を最初にお迎えする「神迎神事(かみむかえしんじ)」が執り行われる場所。旧暦10月10日、日が暮れた浜に御神火が焚かれ、出雲大社の神職が厳かに神々をお迎えします。神々が宿った神籬(ひもろぎ)は「神迎の道」を通り出雲大社へ。まさに出雲大社の「神在月」はここから始まるのです。

また、稲佐の浜の奥には出雲大社が築かれる由縁となった「国譲り神話」の舞台といわれる屏風岩があります。天照大神の使者神と大国主大神が国譲りの交渉をした場所で、国を譲る代わりに大国主大神を祀ったのが出雲大社とされています。

美しい海岸線と弁天島が織りなす夕景

夕方、茜色に染まる海と弁天島のシルエットが美しい
夕方、茜色に染まる海と弁天島のシルエットが美しい

「日本の渚百選」にも選ばれている稲佐の浜。南に向かって続く長浜海岸は「国引き神話」で島を結ぶ綱として描かれました。白い砂浜と青い海はいつ見ても晴れやかな気分になります。

また夕暮れ時の浜も格別。夕日を反射して金色に輝く波、空と海が全て茜色に包まれた光景は、心が浄化されるような美しさです。逆光による弁天島のシルエットも幻想的。「日が沈む聖地出雲」として日本遺産にも登録されています。ぜひここで夕日鑑賞をおすすめします。

ご当地サポーターコメント
稲佐の浜から出雲大社まで続く「神迎の道」は観光地から少し離れていますが、古(いにしえ)より神々とともに粛々と暮らしてきた大社の人々の生活が垣間見られます。地元の方に親しまれるそば処や寺社も立ち並ぶこぢんまりとした通りです。
稲佐の浜
  • URLhttps://www.izumo-kankou.gr.jp/213
  • 住所島根県出雲市大社町杵築北稲佐2844-73 MAP
  • アクセス一畑電車「出雲大社前駅」から徒歩約15分
  • バスアクセスJR「出雲市駅」から一畑バス(日御碕線)乗車、「稲佐の浜」下車すぐ
  • 駐車場無料
  • メモ大社漁港海岸の整備工事のため、令和4年3月28日まで立入制限あり(見学デッキあり)。

古代出雲のロマンがここに!弥生時代の青銅器が出土した遺跡

弥生時代の銅剣358本、銅鐸(どうたく)6個が出土した遺跡。出土状況が再現されている
弥生時代の銅剣358本、銅鐸(どうたく)6個が出土した遺跡。出土状況が再現されている

出雲大社から車で約30分、のどかな農村風景の中にある国の指定史跡。1984年(昭和59年)、道路建設に伴う調査をきっかけに、この場所から弥生時代の銅剣358本が発掘されました。それまで全国で出土した銅剣の総数300本を上回る本数で、当時の日本の歴史や考古学を揺るがす大発見でした。

その翌年には銅鐸6個、銅矛16本も出土し、全て国宝に指定されています。実際に出土した青銅器は出雲大社近くの「古代出雲歴史博物館」に常設展示されています。「古事記」に記された古代出雲王国の存在を感じられる遺跡です。

博物館や古代ハスの池、竪穴住居も見どころ

公園の中心にある古代ハスの池。推定3000年前の種子から育った花
公園の中心にある古代ハスの池。推定3000年前の種子から育った花

遺跡を含む約27.5haの広大な敷地は「荒神谷史跡公園」として整備されています。敷地内には「荒神谷博物館」、古代ハスの池(見頃は6月下旬~7月上旬)、ザリガニ釣りができる池や、古代の人々の生活を復元した竪穴住居もあり、のびのびと散策を楽しめます。

広々とした芝生やバーベキューサイトもあるので、自然の中で遊べるスポットとしても人気。荒神谷博物館内には小さなミュージアムショップもあり、古代出雲に関する書籍やグッズ、薬草茶などここでしか買えないお土産も並んでいます。

ご当地サポーターコメント
荒神谷史跡公園から車で約5分の「道の駅湯の川」には斐川町(ひかわちょう)の特産品や産直野菜が並び、レストランもあります。周辺には日本三美人の湯と謳われる「湯の川温泉」が湧き、日帰り温泉もあるのでオススメです。
荒神谷史跡公園
  • URLhttp://www.kojindani.jp/
  • 住所島根県出雲市斐川町神庭873-8 MAP
  • アクセスJR「荘原駅」から車で約5分
  • 営業時間9:00~18:00
  • 定休日無休
  • 入場料無料(博物館の展示室観覧は有料)
  • TEL0853-72-9044
  • 駐車場無料
  • メモ荒神谷博物館の開館時間 9:00~17:00、休園日 年末年始(展示室は毎週火曜日)
    国指定史跡荒神谷遺跡は現在、改修整備工事中のため、近くまで行くことはできますが出土状況はご覧いただけません。出土状況を再現したジオラマは博物館内の展示室にあります。

築城から400年!松江のシンボル国宝松江城

天守は石垣を含めると高さ30m。現存天守の中では3番目の高さ
天守は石垣を含めると高さ30m。現存天守の中では3番目の高さ

江戸時代初期に戦国の名将・堀尾吉晴が築いた城。1611年(慶長16年)に完成した天守は400年の時を経て今もなお美しく迫力ある姿でそびえ、松江のシンボルとして人々に愛されています。全国に12城しか残っていない現存天守の一つで、2015年には国宝に指定されました。

城を囲む豊かな自然や堀川、築城時に積まれた石垣なども見どころです。天守は地上5階地下1階建ての構造で、内部を見学することが可能。地下1階では国宝指定の決め手となった築城時の祈祷札を見ることができます。

実戦を意識した機能美に注目。天守からの眺めは絶景

天守閣から望む松江の風景。市街地の奥には宍道湖が見える
天守閣から望む松江の風景。市街地の奥には宍道湖が見える

実戦に備えた構造になっている松江城は、敵兵を打ち破るための工夫や機能美が見どころです。侵入してきた敵を鉄炮や弓矢で攻撃するために空けられた穴「狭間(さま)」をはじめ、守るための仕掛けが随所に施されています。天守内部は死角が多く、守りに有利な構造です。

最上階は壁がなく360度を見渡せる望楼式。当時は敵の監視や司令塔の役目があったそうですが、今は松江の町並みや宍道湖を一望できる展望台として親しまれています。松江藩主になった気分で眺めてみてはいかがでしょうか。

ご当地サポーターコメント
松江城のお堀沿いに続く「塩見縄手」と呼ばれる通りは、江戸時代に武家屋敷が並んでいたエリア。今もその景観を守りながらそば処や土産物店などが並んでいます。城下町気分に浸りながらゆっくり散策してみてください。
松江城
  • URLhttps://www.matsue-castle.jp/
  • 住所島根県松江市殿町1-5 MAP
  • アクセス一畑電車「松江しんじ湖温泉駅」から徒歩約16分
  • バスアクセスJR「松江駅」からレイクラインバス乗車、「国宝松江城(大手前)」下車すぐ
  • 営業時間4~9月8:30~18:30、10~3月8:30~17:00(受付は閉館30分前まで)
  • 定休日無休
  • 入場料天守入場料 大人680円、小人(小・中学生)290円、外国の方(大人)470円、外国の方(小人)200円
  • TEL0852-21-4030(松江城山公園管理事務所)
  • 駐車場あり(有料)
  • メモ本丸は入場無料

城下町を小舟で巡る観光遊覧船

松江城を囲む約3.7kmの堀川を小舟に乗って巡る
松江城を囲む約3.7kmの堀川を小舟に乗って巡る

松江城の築城時に掘られた堀川は、城をぐるりと囲み、松江の市街地へと伸びています。その優美な景観は松江の城下町としての美しさを際立たせる存在。そんな堀川を船頭さんと一緒に巡ることができるのが「堀川めぐり」です。

船は屋根つきで、靴を脱いで座ります。船頭さんによる味のあるガイドを聞きながら、松江城まわりの風情ある町並み、島根県庁や県立図書館などの近代建築、四季折々の自然を巡ります。1周50分ほどですが、3か所ある乗船場で乗り降りができるので、途中下船して町の散策を楽しむのもおすすめです。

遊覧船だからこそ見える素敵な景色がいっぱい

低い橋の下をくぐる時は屋根が下がり、アトラクション的な楽しさも
低い橋の下をくぐる時は屋根が下がり、アトラクション的な楽しさも

船上から見る松江は、新鮮な発見がいっぱいあります。特に間近で見る松江城の石垣は迫力満点。400年前の石積み職人の技を観察するチャンスです。時には船の近くを泳ぐ水鳥や亀と並んで進む場面も。コース上にある17の橋の中には、船の屋根を下げてくぐる橋もあり、スリリングな体験ができます。

また、冬の間(11月中旬~4月上旬)はこたつ船で運航され、松江の冬の風物詩となっています。小雪が舞う町並みや雪化粧をした松江城を、こたつで足をあたためながら眺めるのも素敵です。

ご当地サポーターコメント
3つの乗り場のうち「松江堀川ふれあい広場乗船場」には、「松江堀川地ビール館」が隣接しています。国際ビール大賞で金賞を獲得した実績のある本格的な地ビールを試飲できるカウンターや特産品館もあるので、立ち寄ってみては?
堀川遊覧船
  • URLhttps://www.matsue-horikawameguri.jp
  • 住所島根県松江市黒田町507-1(堀川遊覧船管理事務所) MAP
  • アクセスJR「松江駅」から車で約10分
  • バスアクセス「ぐるっと松江レイクラインバス」をご利用ください。3か所の乗り場それぞれ最寄りのバス停あり。
  • 営業時間3~6月 9:00~17:00、7~8月15日 9:00~18:00、8月16日~10月10日 9:00~17:00、10月11日~11月 9:00~16:00、12〜2月 9:00~16:00
  • 定休日無休(荒天時運休、またはコース変更の場合あり)
  • 入場料一日乗船券 大人(中学生以上)1,500円、小人(小学生)800円、幼児(小学生未満)付き添いのある幼児は大人1人に対して1名無料
    ※定員 一隻10~12名
  • TEL0852-27-0417(堀川遊覧船管理事務所)
  • 駐車場有料

宍道湖畔に佇む水と調和する美術館

美術館の前に広がる湖畔。野外彫刻《宍道湖うさぎ》は人気の縁結びスポット
美術館の前に広がる湖畔。野外彫刻《宍道湖うさぎ》は人気の縁結びスポット

松江の宍道湖畔に1999年に開館した美術館。「なぎさ」をイメージした建築で、開館当初から「水」をテーマとした絵画や島根の美術に重点を置いた作品を収集するなど、水の都松江らしい特色あるスポットです。

ガラスばりのエントランスからは宍道湖を一望。芝生敷きの湖畔には自由に出入りすることができ、のんびりと散策を楽しめます。また、芝生を跳ねる12羽の野外彫刻作品・籔内佐斗司《宍道湖うさぎ》は、縁結びスポットとしても人気。宍道湖側から数えて2番目のウサギに触れると幸せが訪れるとか。

「日本の夕陽百選」に選ばれた絶景

毎日違う表情を見せる夕焼けは何度見ても飽きない美しさ
毎日違う表情を見せる夕焼けは何度見ても飽きない美しさ

島根県立美術館から望む宍道湖の夕日は「日本の夕陽百選」にも選ばれています。夕日に染まった宍道湖が窓ガラスに映り、建物ごと美術作品になったかのような美しさは必見です。

また、芝生広場には夕日がきれいなときだけオープンする「宍道湖サンセットカフェ」が2020年にオープンし、ますます人気スポットになりました。日没時間は美術館のホームページからも確認できるので、ぜひ夕日に合わせて訪れてみてください。

ご当地サポーターコメント
野外彫刻にもなっているウサギは、神話に登場する神聖なモチーフ。ミュージアムショップにはウサギをモチーフにしたマスキングテープやお守り、夕日関連のオリジナルグッズなども販売されていて、お土産選びにもおすすめです。
島根県立美術館
  • URLhttps://www.shimane-art-museum.jp
  • 住所島根県松江市袖師町1-5 MAP
  • アクセスJR「松江駅」から徒歩約15分
  • バスアクセスJR「松江駅」から市営バス「南循環線内回り」乗車、「県立美術館前」下車すぐ
  • 営業時間10~2月 10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)、3~9月 10:00~日没後30分(展示室への入場は日没時刻まで) ※年間の日没時刻はHPを参照ください
  • 定休日毎週火曜、年末年始(12月28日~1月1日)
  • 入場料入館無料
    コレクション展 一般300円、大学生200円、小中高生 無料
    ※企画展観覧料は展示によって料金が異なります
  • TEL0852-55-4700
  • 駐車場3時間まで無料(3時間を超えた場合、1時間ごとに100円)
  • メモ改修工事のため、全館休館中 ※再開館は2022年5月予定、宍道湖サンセットカフェの詳細
    https://www.instagram.com/shinjiko.sunset.cafe/

松江の小京都。散策が楽しい歴史ある商店街

京店商店街のお店は歴史を感じさせる古い建物が多い
京店商店街のお店は歴史を感じさせる古い建物が多い

松江城から徒歩約5分。遊覧船が行き交う堀川に架かる石造りの橋の先に延びる「京店(きょうみせ)商店街」は、江戸時代から続く歴史ある商店街です。1724年、五代松江藩主のもとに嫁いできた公家の息女「岩姫」が京の都を懐かしみ、藩主が京風の町並みを作ったのが始まりといわれています。

趣ある石畳の道沿いには、土産物店、老舗和菓子店、民芸店、飲食店など、松江らしいお洒落なお店が並びます。創業100年を超える老舗から若者向けのカフェまで、どの世代でも楽しめるところが魅力です。

京店で出合える縁結びスポット

カラコロ広場の南側入り口に鎮座する「カラコロ大黒」は人気の縁結びスポット
カラコロ広場の南側入り口に鎮座する「カラコロ大黒」は人気の縁結びスポット

「恋する街」をコンセプトに掲げる京店商店街には、小さな縁結びスポットが点在しています。商店街の地面にハート型のパワーストーンが埋め込まれていたり、ハートの形が浮き出た「ハートの石畳」もあります。ゲーム感覚で探しながら街歩きをするのも楽しみのひとつです。

商店街の真ん中にある「カラコロ大黒」は、出雲大社の主祭神であり縁結びの神様として知られる大黒様の像。恋みくじと開運みくじで占いが楽しめるほか、ハートの絵馬に願い事を書いて吊るすこともできます。ふくふくとした笑顔の大黒様との記念撮影もおすすめです。

ご当地サポーターコメント
京店商店街には堀川遊覧船の乗船場もあります。江戸時代のお姫様になった気分で、船で乗り付けるのも楽しいですよ。近くには、松江に茶の湯文化を広めた松平不昧公好みの和菓子を今に受け継ぐ「風流堂」があります。
京店商店街
  • URLhttp://www.mable.ne.jp/~kyo-mise/index.html
  • 住所島根県松江市末次本町50 MAP
  • アクセス一畑電車「松江しんじ湖温泉駅」から徒歩約14分
  • バスアクセスJR「松江駅」から「ぐるっと松江レイクライン」乗車、「京橋」下車すぐ
  • 営業時間各店舗による
  • 定休日各店舗による
  • TEL0852-26-5610
  • 駐車場有料(京店第1駐車場、第2駐車場)

神話の舞台となった洞窟と絶景を巡る船旅

神様が黄金の矢で射抜いたと伝えられる新潜戸
神様が黄金の矢で射抜いたと伝えられる新潜戸

「大山隠岐国立公園」に指定されている島根半島から出航する観光遊覧船。見どころは2つの海中洞窟「潜戸(くけど)」。「出雲国風土記」に「猿田彦命(後の佐太大神)の誕生地」と記されている「新潜戸」は、母神が出産の際に黄金の矢で射抜いた洞窟で、船でくぐり抜ける神秘的な体験ができます。

もう一つの「旧潜戸」は、幼くして亡くなった子どもたちの魂が集まるといわれる賽の河原で、船を降りてお参りすることができます。遊覧船の乗船時間は約50分。臨場感溢れる遊覧が楽しめます。

火山活動が創りだした自然の造形美を間近に

船上から見える岩や島は迫力満点
船上から見える岩や島は迫力満点

遊覧船の魅力は潜戸だけではありません。国立公園ならではのダイナミックな景色も必見です。太古の火山活動で隆起してできた岩礁や、波の浸食によってできた奇岩などを海上から間近で観察できます。

また、ジオサイト巡りに特化した「多古の七つ穴コース」(6名以上の予約で運航)も不定期で運航しています。遊覧船乗り場のある「マリンプラザしまね」2階には、ジオパークについて学べる「松江ビジターセンター」があり、岩石や化石の展示もありますのでぜひご覧ください。

ご当地サポーターコメント
マリンプラザしまねの1階には地元の女性たちが切り盛りする「お食事処なぎさ」があり、地元でとれたサザエを使った「サザエ飯」や、朝どれの魚のお刺身がおいしいです。また周辺の海水浴場は県内随一の透明度でおすすめです。
潜戸観光遊覧船
  • URLhttp://kukedo.com
  • 住所島根県松江市島根町加賀6120-14 MAP
  • バスアクセスJR「松江駅」より一畑バス(マリンプラザ線)乗車、「マリンプラザ前」下車すぐ
  • 営業時間①9:20②10:20③11:20④12:20⑤13:20⑥14:20⑦15:20⑧16:20
    ※海上・天候・運航状況等により変更する場合あり
  • 定休日12〜2月(3〜11月は無休)※天候が悪いとき及び海上時化の場合は欠航
  • 入場料大人(中学生以上)1,500円、小人(小学生)700円、障がい者及び介護者 大人1,350円、小人630円
  • TEL0852-85-9111
  • 駐車場無料
  • メモ電話またはHPで当日の運航状況を確認の上お出かけください。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。