富良野・美瑛・トマムの必ず行きたい観光名所8選
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北海道らしい風景が揃っている人気エリアとして根強い富良野・美瑛。どこまでも広がる青い空、色鮮やかな花々が咲き誇るガーデン、荘厳な佇まいの十勝岳連峰や大雪山系。魅力的な場所がたくさんあるエリアですが、旅行に行くならやっぱり見ておきたい、おすすめ観光名所を紹介します。

富良野エリア

ファーム富田 ラベンダーイースト

富良野のラベンダー栽培発祥の地へ

「濃紫早咲(のうしはやざき)」「おかむらさき」の2種類のラベンダーを栽培(写真提供:ファーム富田)「濃紫早咲(のうしはやざき)」「おかむらさき」の2種類のラベンダーを栽培(写真提供:ファーム富田)

ラベンダー栽培発祥の地、上富良野町東中地区にある日本最大級のラベンダー畑。14haに9万株ものラベンダーが栽培されています。エッセンシャルオイル抽出などの原材料を栽培する生産用の畑のため、鑑賞できるのは1ヶ月のみ。開花時期である6月末から刈り取りになる7月下旬に一般開放されます。
「十勝岳連邦」や「夕張山地」といった北海道を代表する山々に囲まれ、平坦な大地に紫色の絨毯がどこまでも広がる景観は、他にはない壮大さが見どころです。

ラベンダーバスに乗る周遊体験が人気

ラベンダー色のトラクターが牽引する周遊バス(写真提供:ファーム富田)ラベンダー色のトラクターが牽引する周遊バス(写真提供:ファーム富田)

敷地内には展望デッキや遊歩道、360度ラベンダー畑を見渡せる小高い丘「風香る丘」もあり、様々な角度から美しい風景を楽しめます。さらに、7月下旬にはラベンダーの収穫作業の様子も見られます。畑の中をのんびり周遊する「ラベンダーバス」(大人200円、4歳~小学生100円)は、少しずつ変化する景色と花々を存分に堪能できるとあって人気です。
また、園のウエルカムハウス「ラワーレの舎」では、限定販売のラベンダーホワイトチョコレートソフトクリーム(320円)やオリジナル商品などを購入できます。

スポット情報

ファーム富田 ラベンダーイースト
  • URL:https://www.farm-tomita.co.jp/east/
  • 住所:北海道空知郡 上富良野町東6線北16号 MAP
  • アクセス:JR中富良野駅から車で約15分
  • 営業時間: 9:00~16:30(6月29日〜7月28日予定。開花状況により変動あり)
  • 定休日:一般開放期間は無休
  • TEL:0167-39-3939(ファーム富田)
  • 駐車場:無料

麓郷(ろくごう)の森

人気ドラマのロケ地を巡る

ドラマの中で主人公たちが建てた「丸太小屋」ドラマの中で主人公たちが建てた「丸太小屋」

北海道を舞台にした名作ドラマとして語り継がれる「北の国から」。倉本聰が脚本・演出をしたシリーズ作品は、昭和から平成にかけての大ヒットドラマとなりました。その舞台となったのが主人公である黒板五郎が暮らした富良野の麓郷エリアです。
当時撮影セットとして使われていた「丸太小屋」の移設をきっかけに誕生した「麓郷の森」は、ドラマの世界を体感できる観光名所として30年以上に渡って愛され続けています。

豊かな森の中に施設が点在

「五郎3番目の家」も撮影当時のまま残っている「五郎3番目の家」も撮影当時のまま残っている

森の中には、「丸太小屋」の他「五郎3番目の家」、ショップ・レストラン、ギャラリーなどがあり、森林散策を楽しみながらスポットを巡ることができます。森の外れにひっそり佇む「森の写真館」は、富良野出身の有名写真家の小さなギャラリー。富良野の風景を切り取った色彩豊かな写真を展示しています。
また、車で10分圏内に、同じく「北の国から’89帰郷」の撮影で使用した「五郎の石の家」や、「2002遺言」の中で主人公が廃材を集めて作った「拾ってきた家」もあるので、共通券を利用したロケ地巡礼がおすすめです。

スポット情報

麓郷の森
  • URL:https://furanotourism.com/jp/spot/spot_D.php?id=404
  • 住所:北海道富良野市東麓郷1-1  MAP
  • アクセス:JR富良野駅から車で約25分、JR富良野駅からふらのバス「麓郷線」40分、終点「麓郷」下車徒歩30分
  • 営業時間:4月14日~9月下旬 9:30~17:30(最終入場17:00)
    10月初旬~11月24日 9:30~16:00(最終入場15:30)
  • 料金:大人500円 小学生300円
    3施設共通券(拾って来た家、麓郷の森、五郎の石の家)大人1,200円 小学生600円
  • 定休日:期間中無休
  • TEL:0167-23-3388
  • 駐車場:無料

美瑛エリア

十勝岳望岳台

日本百名山「十勝岳」で絶景鑑賞

岩の隙間から湧き出る地下水望岳台から見た残雪が残る十勝岳望岳台から見た残雪が残る十勝岳

北海道のほぼ真ん中、2,000m級の山々が連なる日本最大の国立公園「大雪山国立公園」。アイヌの人々には「カムイミンタラ(神々が遊ぶ庭)」と呼ばれ、今もなお手付かずの自然が残る場所です。「十勝岳望岳台」は、大雪山にある山岳の一つ「十勝岳連峰」の主峰であり活火山である「十勝岳」(標高2,077m)の中腹にある展望台。標高930mから望む大パノラマでは北海道最高峰「旭岳」(2,291m)をはじめ、山々の力強さを間近で感じられます。望岳台には駐車場も隣接しているため、気軽に雄大な景色が見られます。

北の大地が呼吸している

夕日に染まる紅葉の望岳台夕日に染まる紅葉の望岳台

噴煙を上げそびえ立つ十勝岳が真正面に見える十勝岳の登山口でもあり、足元から山頂まで噴火による溶岩流の荒々しい痕跡が残っています。標高2,000m級の山々でも高山植物が多く群生するのが北海道の地形の特徴で、望岳台付近で小さな高山植物に出合えるのも楽しみです。
また眼下には旭川市から富良野市まで見渡すことができます。

スポット情報

十勝岳望岳台

白金青い池

ブルーが美しい神秘的な池

日によって池の青色が変化する日によって池の青色が変化する

白樺に囲まれた森の中に突如現れる静かな佇まいの「青い池」。立ち枯れたカラマツの木々が不思議な魅力をたたえた空間です。水面が青く見える幻想的な光景に写真家たちが注目し始めたことから、少しずつ観光客にも知られるようになり、今では海外観光客も多く訪れる美瑛町を代表する観光名所となっています。
池の水は無色透明。青く見えるのは、地下水に含まれるアルミニウムと美瑛川の水が混ざることで生成される粒子が光の反射に作用し、人間の目に青く映るのだと言われています。

様々な条件が重なり合って生まれた景色

自然が生み出す神秘的な光景風のない日には池の水面に景色が映る風のない日には池の水面に景色が映る

おすすめは人気の少ない早朝。朝の柔らかい日差しとひんやり冷たい空気が流れる湖畔は神秘的で、景色を独占しているような気持ちを味わえます。また、池の周囲は白樺林の遊歩道になっているので、森林浴をかねた散策ができます。
春から夏には新緑の木々、秋には黄金色に染まる山々、冬には白と青の幻想的な風景と季節によって変化する風景も魅力の一つ。冬季間限定で見られるライトアップも人気です。
「青い池」には整備された駐車場が隣接しており、簡単にアクセスできます。

スポット情報

白金青い池
  • URL:https://www.biei-hokkaido.jp/ja/sightseeing/shirogane-blue-pond/
  • 住所:北海道上川郡美瑛町白金 MAP
  • アクセス:JR美瑛駅より車で約20分、JR美瑛駅から道北バス白金温泉行き乗車約20分、「白金青い池入り口」下車徒歩約1分
  • TEL:0166-94-3355(道の駅びえい「白金ビルケ」)
  • 駐車場:無料
  • 備考:夜のライトアップ期間(11月1日から4月末頃)は日没~21:00まで

白ひげの滝

コバルトブルーにきらめく美瑛川

岩の割れ目から細かく流れ出る様子が「白ひげ」の由来岩の割れ目から細かく流れ出る様子が「白ひげ」の由来

「十勝岳連峰」を水源として、白金温泉や美瑛町を流れる「美瑛川」。その上流部に位置する「白ひげの滝」は日本でも珍しい「潜流瀑(せんりゅうばく)」に分類される滝。高さ30mほどの崖の地層の間から湧き出た地下水が、しぶきを上げて勢い良く渓流に流れ落ちていきます。渓流は美しいコバルトブルーに見え、別名ブルーリバーと呼ばれています。
その神秘的な美しさから写真スポットとしてはもちろん、パワースポットとしても人気があります。

季節によって表情を変える滝

眼下に広がる色彩豊かな景色眼下に広がる色彩豊かな景色

青色の秘密は「青い池」同様、光の反射によるものでコンディションによって色合いが変化します。
青々とした木々の春夏、紅葉とコバルトブルーの色合いが美しい秋、滝筋と雪の白と岩肌の黒のコントラストが際立ち、滝から上がる水しぶきや湯気が木々に霧氷が幻想的な冬と、四季を通じて美しい景色が満喫できます。
「白ひげの滝」は、美瑛川にかかるブルーリバー橋から一望でき、「青い池」と並んで撮影スポットとして人気です。また、夜間のみライトアップされます。

スポット情報

白ひげの滝
  • URL:https://www.biei-hokkaido.jp/ja/sightseeing/shirahige-waterfalls/
  • 住所:北海道上川郡美瑛町字白金 MAP
  • アクセス:JR美瑛駅より車で約30分、JR美瑛駅から道北バス白金温泉行乗車約30分、「白金温泉」下車徒歩約3分
  • TEL:0166-92-4378(美瑛町観光協会)
  • 駐車場:無料
  • 備考:夜のライトアップは日没~21:00まで

展望花畑 四季彩の丘(しきさいのおか)

丘を埋め尽くす花畑

ストライプに色分けされた花畑と丘陵の風景ストライプに色分けされた花畑と丘陵の風景

丘陵の景観の美しさで知られる美瑛町。その丘陵を生かしたカラフルな花畑が話題の名所です。丘陵地の14haが色とりどりの花で埋め尽くされ、グリーンシーズンは鮮やかな景色が広がります。
花畑は、春のチューリップやパンジーにはじまり、夏から秋にかけてラベンダーやヒマワリ、コキアなど、花の種類は30種類以上にもおよび、季節とともに移り変わる絶景を鑑賞できます。
遠くには「十勝岳連峰」や、「大雪山連峰」が連なり、冠雪時には雪化粧した山と色彩豊かな花畑の共演が見られます。

暮らしを体感するエンターテイメントガーデン

園内はトラクターバスやカートなどで周遊できる園内はトラクターバスやカートなどで周遊できる

園内は花畑だけではなく、様々なアクティビティもあります。園内を周遊できるノロッコ号やカート、冬には真っ白な雪原を利用したスノーモービルツーリングやそりなどの遊びのフィールドに。また、2011年にオープンした「アルパカ牧場」では触れ合いやエサやり体験もできます。
その他、農場や地場で収穫した素材を扱ったレストランとショップ、美瑛の景観を望むペンションも設置。観光客に美瑛の農業の素晴らしさを知ってほしいというオーナーの思いが、このエンターテイメントガーデンに詰まっています。

スポット情報

展望花畑 四季彩の丘
  • URL:https://www.shikisainooka.jp/
  • 住所:北海道上川郡美瑛町新星第三 MAP
  • アクセス:JR美瑛駅から車で約12分
  • 営業時間:4・5・10月9:00~17:00、6~9月8:30~18:00、11・3月~16:30 12~2月~16:00 ※アルパカ牧場は各閉園の30分前まで
  • 入場料金:無料
    アルパカ牧場 大人・高校生500円、小・中学生300円
  • 定休日:無休(レストラン11~3月水曜日休み)
  • TEL:0166-95-2758
  • 駐車場:無料

トマム

雲海テラス

壮大な雲海に圧倒される景色

まるで飛行機の窓から見るような雲海まるで飛行機の窓から見るような雲海

「星野リゾート トマム」のエリア内にある雲海ゴンドラに乗って約13分の空中散歩を楽しんだ先にある「雲海テラス」。多くの観光客が雲海を一目見ようと訪れる名所です。早朝にのみ現れる雲海は、トマムの地形と気象条件などが重なり合って生み出される自然からの贈り物です。
雲海の発生パターンは全部で3つあり、中でも100km近く離れた太平洋から流れ込んでくる「太平洋産雲海」の迫力は圧巻。山々を超えて滝のように流れ込む雲のダイナミックな動きに、時間を忘れて見入ってしまいます。

雲海を五感で感じる多彩なスポットが登場

雲の上を歩いているような「Cloud Walk(クラウドウォーク)」雲の上を歩いているような「Cloud Walk(クラウドウォーク)」

眺望だけではない、より特別な時間を演出するスポットが続々誕生しています。2015年に誕生した「Cloud Walk」は、斜面から迫り出した雲の形をした吊り橋のようなデッキで、雲の上を歩くような浮遊感があります。また2017年9月に誕生した雲型のハンモック「Cloud Pool(クラウドプール)」は誰もが夢見た雲の上で寝ころがっているような体験ができます。今夏には、地上3m、長さ13mのバーカウンターをイメージした展望スポット「Cloud Bar(クラウドバー)」が登場予定。雲海をとことん楽しむ朝のひとときが用意されています。

スポット情報

雲海テラス
  • URL:https://www.snowtomamu.jp/unkai_terrace/
  • 住所:北海道勇払郡占冠村字中トマム 星野リゾート トマム内 MAP
  • アクセス:道東自動車道トマムICより車で約10分、JRトマム駅より無料シャトルバスで約5分
    「リゾートセンター」からゴンドラで片道約13分
  • 営業時間
    [A期間 5月11日~5月31日]5:00~7:00
    [B期間 6月1日~10月14日]5:00~8:00(C期間を除く)
    [C期間 9月1日~9月30日]4:30~8:00
  • 定休日:無休(天候や気象条件によりゴンドラ運休の場合あり)
  • 料金:大人 1,900円、小学生 1,200円、未就学児無料
    ※ペット 500円(基本ゲージに入れてください)
    ※購入当日に限り、何度でも乗車可能
  • TEL:0167-58-1111(星野リゾート トマム 代表)
  • 駐車場:無料
  • ※2019年度営業期間中は、港デッキの改修期間中となっています。予めご了承ください

番外編

富良野・美瑛ノロッコ号

20年以上愛される観光列車

今では珍しいディーゼル機関車が客車を牽引(写真提供:JR北海道)今では珍しいディーゼル機関車が客車を牽引(写真提供:JR北海道)

富良野・美瑛エリアの花の季節(6月~9月上旬)に合わせ期間限定で運行する観光列車です。旭川駅・美瑛駅・ノロッコ号のために臨時開設するラベンダー畑駅・富良野駅などの7つの駅に停車します。富良野・美瑛間はゆっくりと列車が走るため、車窓からの景色をじっくりと楽しめるのが特徴です。特に、美瑛―美馬牛(びばうし)間の丘陵が美しい「美瑛町メルヘンの丘」や、ラベンダー畑駅―中富良野間の「町営ラベンダー園」などが見どころです。

温かみを感じる木造りの椅子やテーブル

窓に向かって座る2名掛けシートが人気(写真提供:JR北海道)窓に向かって座る2名掛けシートが人気(写真提供:JR北海道)

木で造られたイスとテーブルに、ストーブまである客車は観光気分を盛り上げてくれます。窓は大きく開く構造になっており、開放的な列車の旅を楽しめ、さらに乗車証明書が発行されるので、旅の思い出にもなります。
トップシーズンの富良野・美瑛はかなり混み合い、車の移動では渋滞に巻き込まれることも。観光列車を上手に使えば移動も楽しく過ごせ、時間を有効的に活用できます。
3両編成で指定席は1車両のみ。ラベンダーの最盛期には多くの方が乗車しにぎわいます。早めの予約をおすすめします。

スポット情報

富良野・美瑛ノロッコ号
  • URL:http://www.jrhokkaido.co.jp/travel/furanobiei/train.html#link02
  • 運賃:富良野―ラベンダー畑230円、富良野―美瑛640円、富良野―旭川1,070円他(利用区間により異なる、指定席520円、いずれも子どもは半額)
  • 運行日程:6月22日~8月18日
    8月24日~9月23日(土・日曜日、祝日のみ)
    ※期間中無休
  • 運行時間:時刻表で要確認
  • 問い合わせ:JR北海道電話予約センター 011-222-7111(6:30~22:00)
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