ご当地サポーター
土浦宿泊で行く茨城県おすすめ穴場観光5スポット

茨城県南部に位置する土浦市周辺には、知る人ぞ知る穴場スポットが多く点在しています。茨城県ならではの味覚が楽しめるスポットや、豊かな自然を活かした体験型施設など、日常を忘れてゆっくりと過ごせる施設がたくさん。地元の人が本当は秘密にしておきたい、とっておきの5つのスポットをご紹介します。

那珂湊漁港に隣接する魚市場は、新鮮な海の幸の宝庫

鮮魚店や水産加工品、飲食店など、全11店舗が軒を連ねる
鮮魚店や水産加工品、飲食店など、全11店舗が軒を連ねる

土浦市から車で約1時間。茨城県ひたちなか市の南東部に位置する那珂湊には「那珂湊漁港」があり、毎日多くの魚介が水揚げされます。その漁港に隣接しているのが、「那珂湊おさかな市場」です。那珂湊や近郊で獲れた地魚をはじめ、旬の魚介類が揃い、気軽に買い物や食事を楽しむことができます。那珂湊漁港は、朝のうちに漁から船が戻り、午前中に競りが行われるので、お昼前後には新鮮な魚介がたくさん並び、1日中多くの地元の人や観光客で賑わっています。

旬のネタを豪快に盛り付けた海鮮丼を堪能

「那珂湊 海鮮丸」の「地魚満載!名物!!炙り丼」2,178円。マグロやウニ、イクラは定番で、白身魚は季節替わり
「那珂湊 海鮮丸」の「地魚満載!名物!!炙り丼」2,178円。マグロやウニ、イクラは定番で、白身魚は季節替わり

魚市場には旬の魚介を使ったお寿司や海鮮丼を提供する飲食店が7軒あります。そのなかでもおすすめは、「那珂湊 海鮮丸」の「地魚満載!名物!!炙り丼」。地魚をはじめ、ご飯を覆い隠す13ものネタがのった豪華な海鮮丼です。鯛などの白身魚は炙ってあるため、繊細な脂を感じられます。また濃厚鯛出汁も合わせて提供されるため、好きな魚介をのせてごま茶漬けにすることもできます。その他の飲食店にも自慢のメニューが揃っているため、場内を散策しながらお気に入りのお店を探してみましょう。

ご当地サポーターコメント
関東を代表する市場で、県外からのお客様も多いです。地魚の干物も1枚から購入でき、酒の肴の珍味も豊富で、お土産探しにもピッタリです。
那珂湊おさかな市場(なかみなとおさかないちば)
  • URLhttp://www.nakaminato-osakanaichiba.jp/
  • 住所茨城県ひたちなか市湊本町19-8 MAP
  • アクセスひたちなか海浜鉄道線那珂湊駅から徒歩約10分
  • 営業時間店舗により異なる
  • 定休日店舗により異なる
  • 入場料入場無料
  • TEL店舗により異なる
  • 駐車場有料(約600台) ※4時間まで100円

筑波山の麓で酒造りを続ける老舗酒蔵

併設のショップには、市場にはあまり出回らない、数量限定のお酒が並ぶ。試飲可能
併設のショップには、市場にはあまり出回らない、数量限定のお酒が並ぶ。試飲可能

1867年(慶応3年)の創業以来、一貫して手造りにこだわってきた茨城県を代表する酒造メーカー。敷地内に湧き出る筑波山の湧き水と、地元産を中心とした酒米で醸造される純米酒は、毎年全国新酒鑑評会で高い評価を得ています。酒蔵内には、創業時に建てられた麴室をリノベーションしたショップとカフェを併設。ショップには、筑波山から流れる清流の名を冠した「男女川(みなのがわ)」や、繊細で洗練された味わいが特徴の「すてら」など種類豊富な日本酒の他、甘酒や酒粕なども販売しています。

趣深い空間を利用したカフェでひと休み

「酒蔵特製甘酒(ノンアルコール)」390円と、「酒蔵特製酒粕ミルクジェラート」450円
「酒蔵特製甘酒(ノンアルコール)」390円と、「酒蔵特製酒粕ミルクジェラート」450円

ショップの奥には、醪(もろみ)搾りの際に使われていた酒槽を利用したテーブルが並ぶ「酒蔵café」があります。仕込み水で淹れたコーヒーなどのドリンク類やスイーツが味わえます。人気の「酒蔵特製甘酒(ノンアルコール)」と「酒蔵特製酒粕ミルクジェラート」は、どちらも上品な甘さで、素材の良さが際立ちます。2021年現在、稲葉酒造を切り盛りしているのが6代目蔵元。全国でも珍しい女性杜氏です。事前に予約すれば、酒造りの製造方法などを蔵元自らが教える酒蔵ガイドが受けられます。

ご当地サポーターコメント
先祖代々引き継がれる酒蔵を守る6代目蔵元のセンスが光る日本酒が揃います。ラテン語で「星」という意味を表す「すてら」はフルーティーで美味です。
稲葉酒造(いなばしゅぞう)
  • URLhttps://www.minanogawa.jp/
  • 住所茨城県つくば市沼田1485 MAP
  • アクセスJR土浦駅から車で約40分
  • バスアクセスつくばエクスプレスつくば駅からつくバス北部シャトル筑波土浦線で約60分、終点下車徒歩約11分
  • 営業時間9:00~18:00 ※酒蔵caféは10:00~17:00
  • 定休日水曜
  • 入場料無料
  • TEL029-866-0020
  • 駐車場無料(3台)

干し芋にちなんだ神様を祀る、茨城県の新名所

30基以上の黄金色の鳥居がずらりと並ぶ。鳥居をくぐって、神前でお参りを
30基以上の黄金色の鳥居がずらりと並ぶ。鳥居をくぐって、神前でお参りを

茨城県は干し芋生産量日本一を誇り、特にひたちなか市や東海村は一大産地として有名。その干し芋の聖地に2019年に新しく神社が創建されました。鳥居は干し芋色をイメージした黄金色で、ひと際目をひきます。神社には、この地域に干し芋を広め、研究などを行った宮崎利七、湯浅藤七、小池吉兵衛、大和田熊太郎、白土松吉の5人を「ほしいもの神様」として祀っています。お参りすれば、「ホシイモノ(欲しいもの)がすべて手に入る」というご利益があるといわれています。

地元特産品の干し芋をお土産に

地元で栽培されたサツマイモ「紅はるか」を使用した「ほしいも」各700円
地元で栽培されたサツマイモ「紅はるか」を使用した「ほしいも」各700円

神社は、1663年(寛文3年)に創建された「掘出神社」の敷地内にあります。常陸水戸藩の2代藩主・徳川光圀が、ご神体となる鏡を発掘したことに由来する由緒正しい神社なので、合わせてお参りすると、ご利益がアップするかもしれません。社務所には、お守り、絵馬、御朱印の他、地元で作られる干し芋も授与しています。さらに敷地内の休憩所には、大変珍しい干し芋の自動販売機が。いつでも干し芋を買うことができると、地元の人にも重宝されています。

ご当地サポーターコメント
茨城県名物の干し芋作りの普及活動の一環で建立された、令和で初めての神社です。金の鳥居がインパクト絶大で、ついつい写真を撮りたくなります。
ほしいも神社
  • URLhttps://horide-hachiman.com/
  • 住所茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦町172-2 MAP
  • アクセスひたちなか海浜鉄道湊線阿字ヶ浦駅から徒歩約2分
  • 営業時間境内自由
  • 定休日境内自由
  • 入場料無料
  • TEL029-265-9533
  • 駐車場無料

五感で楽しめる施設にリニューアルオープン

色ごとに分けられたバラのエリアなど、色とりどりの花が咲き誇る園内
色ごとに分けられたバラのエリアなど、色とりどりの花が咲き誇る園内

1985年(昭和60年)に開園したフラワーパークが、2021年4月にパワーアップ。筑波山を望む約12haの敷地を9エリアに分け、区域ごとに香る、味わう、触れる、聴くなど、見る以外の楽しみも味わえる体験型施設に生まれ変わりました。園内には、茨城県の県花であるバラが9,000株植えられ、そのうち世界初披露となる新品種が17種も。貴重なバラを中心に、四季折々の花や自然を存分に感じられます。毎年バラのシーズンは5月中旬~6月下旬と、10月~11月中旬頃です。

季節と地域の魅力を感じられるアクティビティ体験

四季折々の草花を自由に選んでオリジナルカードに仕上げる「ボタニカルポストカードづくり」550円
四季折々の草花を自由に選んでオリジナルカードに仕上げる「ボタニカルポストカードづくり」550円

自然の恵みや地域の方々の熱意を身近に感じられるアクティビティや体験を、1年を通して100種類以上実施しています。事前予約が必要なものが多いのですが、「ボタニカルポストカードづくり」と「ボタニカルアロマミストづくり」は、当日受付でOK。10分程度で完成するので気軽に楽しめます。その他、地元八郷の食材が味わえる「レストラン ローズファームハウス」や、オリジナルアイテムを取り揃える「ローズファーム マーケット」など、見どころ満載です。

ご当地サポーターコメント
「青山フラワーマーケット」が携わって大規模リニューアルしたため、施設全体がスタイリッシュでおしゃれ。特にバラが一斉に咲き乱れる春と秋の景色が見事です。
いばらきフラワーパーク
  • URLhttps://www.flowerpark.or.jp/
  • 住所茨城県石岡市下青柳200番地 MAP
  • アクセスつくばエクスプレスつくば駅から車で約30分
  • バスアクセスJR石岡駅から関鉄グリーンバスフラワーパーク線で約30分、フラワーパーク前下車徒歩すぐ
  • 営業時間9:00~17:00(季節により異なる)
  • 定休日火曜(祝日の場合は翌日)、12月31日、1月1日
  • 入場料入園料大人900円(バラシーズン1,200円)、小・中学生300円(バラシーズン400円)、未就学児は無料
  • TEL0299-42-4111
  • 駐車場無料
  • メモペット入園可。1頭200円

自然のなかで遊んで学ぶ、体験型農業テーマパーク

ファームエリアにあるニレの木のツリーハウスで、樹上からの眺めを満喫
ファームエリアにあるニレの木のツリーハウスで、樹上からの眺めを満喫

日本有数のサツマイモ産地・行方(なめがた)市にある、農と食のアミューズメント施設。東京ドーム8個分もの広大な敷地には、フルーツファームやお芋畑が広がり、サツマイモ掘りやイチゴ狩り、泥んこになってのレンコン収穫など、四季折々の収穫体験(事前予約制)が楽しめます。トラクターが引く台車に乗って農園をめぐる「トラクターツアー」も人気。敷地内の水田では、「米米CLUB」の石井竜也さんがデザインを担当する田んぼアートも育成しています(2022年度の田んぼアートの実施は、2021年11月現在、未定)。

ミュージアム&工場見学で、サツマイモの魅力を再発見

展示室3では、マネキンのおならの音が音階を奏でる「おならパーカッション」を体験
展示室3では、マネキンのおならの音が音階を奏でる「おならパーカッション」を体験

見学可能な焼き芋工場「やきいもファクトリーミュージアム」がある「Shop&Museumエリア」は、廃校になった小学校を活用。1階には、工場直送のサツマイモスイーツが並ぶ「ファーマーズマーケット」や、お芋ジェラートが人気のカフェなどが軒を連ねます。ミュージアムの展示室は、お芋について楽しく学べる工夫がいっぱい。事前に渡される「生徒手帳」に書かれた「焼き芋のおならがなぜ臭くないのか?」などのクイズに答えながら進むと、焼き芋や大学芋の試食タイムが待っています。

ご当地サポーターコメント
焼き芋工場では、マイナス30℃の冷凍庫での極寒体験や、19mもの長さの焼き芋専用トンネルオーブンの見学など、体験しながら学べる見どころが満載です。
らぽっぽ なめがたファーマーズヴィレッジ
  • URLhttps://www.namegata-fv.jp
  • 住所茨城県行方市宇崎1561 MAP
  • アクセスJR土浦駅から車で約55分
  • 営業時間10:00~18:00(やきいもファクトリーミュージアムの最終受付は15:30)
  • 定休日月~金曜(祝日の場合は営業)
  • 入場料入園無料(やきいもファクトリーミュージアムは大人900円、中学生未満700円、3歳以下無料)
  • TEL0299-87-1130
  • 駐車場無料
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