ご当地サポーター
【2023年版】日光・奥日光・鬼怒川の紅葉おすすめスポット情報

江戸時代に徳川家康の墓所として日光東照宮が造営されて以来、日光詣でなど多くの人が訪れる観光名所として名を馳せてきた日光・奥日光・鬼怒川。特に各名所が錦彩る紅葉は、ぜひ見ておきたい秋の風物詩。おすすめの見どころや穴場スポット、紅葉シーズンの渋滞についてご紹介します。

日本一標高の高い湖で多彩な紅葉狩りを

中禅寺湖は、いろは坂を登り切った奥日光の入り口に位置しています。 標高1,269m、日本で一番高いところにある湖で、男体山を裾野から眺められ、周辺には数多くの観光スポットがあります。 湖に映り込む紅葉を見ながら散策したり、遊覧船で湖上から眺めるのもおすすめです。

【見頃】例年10月中旬~下旬

ご当地サポーターコメント
遊覧船は、紅葉シーズンには「紅葉廻りコース」が運行されます。
中禅寺湖
  • URLhttp://www.nikko-kankou.org/spot/12/
  • 住所栃木県日光市中宮祠 MAP
  • バスアクセスJR・東武日光駅より東武バス中禅寺温泉行き乗車約50分、「中禅寺温泉」下車徒歩すぐ
  • TEL0288-22-1525(日光市観光協会)
  • 駐車場有料

頂上から裾野まで、日々色づく紅葉の美しさに感動

中禅寺湖の北に位置する男体山(標高2,486m)は、中禅寺湖に映る姿がとても勇壮です。
紅葉の季節は日を追うごとに赤や黄色に色づいていき、裾野を引く山の姿の美しさと合わせて景色を堪能できます。
いろいろな種類の樹木が色づくため見頃も移り変り、長い期間、錦に染まる木々の競演を楽しめます。
注:登山の入山は4月25日~11月11日

ご当地サポーターコメント
日本百名山のひとつ。山が好きな方なら一度は訪れてみたい場所として人気があります。
男体山(なんたいさん)
  • URLhttp://www.nikko-kankou.org/spot/14/
  • 住所栃木県日光市中宮祠 MAP
  • アクセスJR日光駅・東武鉄道東武日光駅から車で「二荒山神社中宮祠」まで約35分
  • バスアクセスJR日光駅・東武鉄道東武日光駅からバス乗車、「二荒山神社中宮祠」下車
  • TEL0288-54-2496 (日光市観光協会日光支部)
  • 駐車場無料
  • メモ※登拝に関してはTEL:0288-55-0017(日光二荒山神社中宮祠)に問い合わせを。

紅葉の森に映えるダイナミックな滝は必見

中禅寺湖から岸壁を一気に流れ落ちる100mほどの高さがある華厳の滝。
滝の多い日光の中でも豪快さは群を抜く、日本三大名瀑布のひとつです。滝つぼへはエレベーターで降りられるので、紅葉の色づき具合を楽しみながら間近に滝を見られるのもおすすめポイント。
数多い日光の紅葉スポットの中で、華厳の滝は絶対に外したくない絶景です。

【見頃】10月中旬~10月下旬

ご当地サポーターコメント
勢い良く流れ落ちる水流と周りの紅葉のコラボレーションは圧巻!
華厳の滝
  • URLhttp://www.nikko-kankou.org/spot/5/
  • 住所栃木県日光市中宮祠 MAP
  • バスアクセスJR・東武日光駅より東武バス中禅寺温泉行き乗車約50分、「中禅寺温泉」下車徒歩約5分
  • 営業時間3月~11月 8:00~17:00
    12月~2月 9:00~16:30 ※季節・気象状況により時間変更あり
  • 入場料エレベーター料金(往復):大人(中学生以上)570円 小学生340円 小学生未満無料
  • TEL0288-55-0030(華厳滝エレベーター)
  • 駐車場有料

散策途中に出合う、優美な滝と紅葉が魅せる絶景

中禅寺湖に注ぐ湯川にある竜頭の滝。岩が階段状になっているポイントに水が流れ落ち、最後は2つの滝になって滝つぼに落ちているのが特徴です。
奥日光の中でも紅葉の訪れが最も早く、見頃は9月下旬から。滝の横に散策路があるので、歩きながら流れと紅葉を眺めるのがおすすめです。

【見頃】例年9月下旬

ご当地サポーターコメント
滝を包み込むように広がる赤や黄色に色づいた木々は見事。観爆台から眺める紅葉に彩られた滝つぼの眺めは最高です!
竜頭の滝
  • URLhttp://www.nikko-kankou.org/spot/6/
  • 住所栃木県日光市中宮祠 MAP
  • アクセスJR日光駅・東武鉄道東武日光駅から車で約36分
  • バスアクセスJR日光駅・東武鉄道東武日光駅からバス乗車、「滝上」下車徒歩約3分
  • TEL0288-54-2496 (日光市観光協会日光支部)
  • 駐車場無料

秋風に吹かれて黄金色に染まる大湿原を散策

男体山の噴火で湯川がせき止められてできた、日本有数の湿原地帯。9月上旬から10月上旬にかけて、大湿原が色づき見事なグラデーションの草紅葉(くさもみじ)となります。湿原は木道が巡るハイキングコースになっているので、一面のすすきが原やカラマツの黄葉などを楽しみながら歩けます。

【見頃】9月上旬~10月上旬

ご当地サポーターコメント
男体山を背景に、湿原を見渡すことができる展望ポイントがいたるところに設置されていて、大自然を体感することができます。
戦場ヶ原
  • URLhttp://www.nikko-kankou.org/spot/10/
  • 住所栃木県日光市中宮祠 MAP
  • バスアクセスJR・東武日光駅より東武バス湯元温泉行き乗車約68分、「三本松」下車徒歩1分
  • TEL0288-22-1525(日光市観光協会)
  • 駐車場無料
ご当地サポーターコメント
草原の真ん中にある「小田代ヶ原の貴婦人」と呼ばれる1本のシラカンバの木が有名で、シーズンには毎年多くのカメラマンが訪れる場所となっています。
小田代ヶ原
  • URLhttp://www.nikko-kankou.org/spot/11/
  • 住所栃木県日光市中宮祠 MAP
  • バスアクセスJR日光駅または東武日光駅より東武バス湯元温泉行き乗車約1時間5分、「赤沼」下車。4月末~11月はマイカー規制により低公害バス(赤沼~千手ヶ浜間)が運行
  • TEL0288-22-1525(日光市観光協会)
  • 駐車場無料
  • メモ※低公害バスの運行に関するお問い合わせは
    日光自然博物館(TEL:0288-55-0880 URL:https://www.nikko-nsm.co.jp/bus.html)まで

品格漂う邸宅で秋色に華やぐ庭園を観賞

おもに大正天皇の御用邸として使われてきた田母沢御用邸。
江戸時代後期、明治、大正期の建築様式を持つ建物と庭園は、皇室文化を伝える貴重な施設で、時期によっては特別に公開となる部屋などもあり、一年中楽しめます。
春のしだれ桜が有名ですが、紅葉も見事です。観光客もさほど多くない穴場の紅葉スポット。伸びやかな大樹のイロハモミジが庭園で色づき、散策したり邸内から眺めたりとゆっくり過ごせます。
ただ、防災上邸内は暖房が無いので防寒着を用意しましょう。

【見頃】10月下旬~11月上旬

ご当地サポーターコメント
建物の中から、手すきガラス越しに見る紅葉はまるでステンドグラスのような美しさでした。
日光田母沢御用邸記念公園
  • URLhttps://www.park-tochigi.com/tamozawa/
  • 住所栃木県日光市本町8-27 MAP
  • アクセスJR日光駅・東武鉄道東武日光駅から車で約10分
  • バスアクセスJR日光駅・東武鉄道東武日光駅からバス乗車、「日光田母沢御用邸記念公園」下車徒歩約1分
  • 営業時間4月~10月 9:00~17:00(16:00最終受付)
    11月~3月 9:00~16:30(15:45最終受付)
  • 定休日火曜(祝日の場合は開園、翌日休み)、12月29日~1月1日
    ※ 10月15日〜11月14日は休まず開園します。
  • 入場料大人600円、小・中学生300円
  • TEL0288-53-6767
  • 駐車場有料

朱色の社殿をより艶やかに彩る真っ赤なモミジ

下野三十三観音札所巡りをする時の第一番札所が日光山清滝寺です。
お寺自体は小さいのですが、モミジの木が多く、真っ赤やオレンジがかった色など紅葉がひときわ鮮やかな穴場です。
日光駅からバスで「清滝駐在所前」まで約18分、そこから徒歩で2分程度で着きます。アクセスには少し不便ですが、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

ご当地サポーターコメント
清滝寺は、男体山の入り口「清滝」にあるので、紅葉の時期は10月下旬~11月初旬が見頃です。
日光山清滝寺
  • 住所栃木県日光市清滝1-9-27 MAP
  • アクセスJR日光駅・東武鉄道東武日光駅から車で約13分
  • バスアクセスJR日光駅・東武鉄道東武日光駅からバス乗車、「清滝駐在所前」下車 徒歩約2分
  • TEL0288-54-1270
  • 駐車場無料

坂道を赤や黄に色づいた大樹が覆う、紅葉の名所

中禅寺湖などの標高が高いところでは紅葉の見頃が終わっても、いよいよ日光市内が見頃となります。
日光市内にある華蔵院入り口にある坂を覆う紅葉が見事。
11月中旬にかけて見頃になりますが、年によっては12月間近まで紅葉が楽しめる時もあるようです。

【見頃】例年11月中旬

ご当地サポーターコメント
カエデなどが沿道を彩り、まるで紅葉のトンネルのようです。
華蔵院(けぞういん)の坂
  • 住所栃木県日光市山内2337 MAP
  • アクセスJR日光駅・東武鉄道東武日光駅から車で約7分
  • バスアクセスJR日光駅・東武鉄道東武日光駅からバス乗車、「東照宮東参道入り口ホテル清晃苑前」下車 徒歩2分

息をのむほどの錦織りなす渓谷美

龍王峡は、2200万年前に海底火山の噴火でできた火山岩が川の流れで侵食されてできたと言われています。川治温泉と鬼怒川温泉の間にあり、清流を見下ろす絶景の渓谷。龍王峡駅を降りるとすぐに鬼怒川の渓谷となり、両岸に遊歩道が整備されているので絶好の紅葉散策コースです。途中で橋を渡りながら紅葉を眺めて歩いても1時間ほど。秋の青空と紅葉と深い青の清流は大人気スポットです。

【見頃】10月下旬~11月中旬

ご当地サポーターコメント
龍王峡はもちろん、鬼怒川渓谷の紅葉は素晴らしいので、船から紅葉狩りが楽しめる「鬼怒川ライン下り」もおすすめです。
龍王峡

車窓は一面秋色、紅葉に包まれてドライブを満喫

標高1,000mを越える高原に通る日塩道路は、鬼怒川温泉と塩原温泉を結ぶ全長28kmの観光道路。別名「もみじライン」という名の通り、紅葉の季節は素晴らしいドライブコースとなります。
紅葉も高原道路ならではの絶景も堪能できるおすすめ紙ポットです。10月中旬~下旬が見頃ですが、11月に訪れる場合は、早朝の路面凍結や降雪への備えは忘れずにしておきましょう。

【見頃】10月中旬~下旬

ご当地サポーターコメント
もみじラインの途中には「太閤おろしの滝」や「白滝」など立ち寄りスポットも多くあります。
日塩有料道路(もみじライン)
  • URLhttps://www.tochigiji.or.jp/spot/s11759
  • アクセス日光宇都宮道路今市ICから国道121号を鬼怒川温泉方面へ車で20km
  • メモ日塩有料道路(もみじライン、龍王峡ライン)は、2020年12月11日(金)から無料になりました。

日光・奥日光・鬼怒川紅葉シーズンの渋滞について

紅葉で有名な日光・奥日光なので、道路はかなり混雑し渋滞が発生します。
特に「いろは坂」の上りは平日でも渋滞し、週末や祝日は朝7時頃から混み始め、午後まで道路は混雑した状態が続きます。空いている時期なら20分ほどで上れる道が、紅葉時期は3~4時間かかることもあります。そのため、早朝から行動を開始するのがポイントです。
おすすめなのは、下り車線が混む夕方以降に上って行くこと。スイスイと上り中禅寺湖周辺で一泊。早朝から朝日を浴びて輝く奥日光の紅葉スポットを巡り、下り渋滞が始まる前にいろは坂の紅葉を見ながら下りてくれば、色づき始めた日光市内を含め日光の紅葉を存分に楽しむことができます。

鬼怒川エリアも紅葉スポットが数多くあるため、やや混雑しますが車が全く動かないくらい渋滞するという程ではなく、他の季節に比べて15分程度目的地までの時間がかかる目安です。

観光を楽しんた後は、温泉宿でくつろぎのひとときはいかがでしょうか。星野リゾートの温泉ブランド「界」は、栃木県内で3軒の旅館を運営しています。里山の風情豊かな「界 川治」、とちぎ民藝を散りばめた「界 鬼怒川」、中禅寺湖の絶景を望む「界 日光」。ぜひお気に入りの宿をみつけてください。

渓流沿いの露天風呂に浸かり、里山の知恵を体験する

「里山工房」では大豆を石臼を挽くきなこ作り(無料)や、和紙の手漉き体験(無料)が楽しめる
「里山工房」では大豆を石臼を挽くきなこ作り(無料)や、和紙の手漉き体験(無料)が楽しめる

都内から電車で2時間半、川治温泉郷にある里山風情ただよう温泉旅館です。男女各2か所の露天風呂では渓流のせせらぎの音を聞きながら、贅沢な湯浴みを堪能できます。
「界 川治」では里山の日常生活に根付いた知恵を楽しめます。敷地内には水車小屋があり、仕組みを見学できます。館内では、石臼で挽くきな粉づくり(無料)や紙漉き(無料)などの体験も。客室は、栃木県鹿沼地方で栽培されている麻を使用した「野州麻紙の間」をご用意。麻紙の温もりに包まれた空間でくつろぎのひとときを過ごせます。
お食事は、猪肉のジビエ料理など、里山を感じさせる会席料理をお楽しみください。

界 川治

モダンな温泉宿で、とちぎ民藝に親しむ

毎晩開催の「益子焼ナイト」(無料)では、「益子焼マイスター」が器の楽しみ方を楽しく紹介
毎晩開催の「益子焼ナイト」(無料)では、「益子焼マイスター」が器の楽しみ方を楽しく紹介

鬼怒川温泉駅から車で約5分。鬼怒川渓流に面した小高い丘の上に佇む温泉旅館です。スロープカーで辿り着くエントランスホールには、益子焼でできた水琴窟からの柔らかく澄んだ音がこだまします。館内のいたるところで、栃木の伝統工芸品「益子焼」「黒羽藍染」「大谷石」が使われており、民藝に縁の深い土地ならではのおもてなしが感じられます。
中庭に面した露天風呂では、四季折々の美しい景色を眺めながら湯浴みを楽しめます。客室は、全室が「とちぎ民藝の間」となっており、伝統工芸を散りばめた空間でくつろぎのひとときを過ごせます。
お食事は、約800℃に熱した焼き石を使ってお客様の目の前で料理を仕上げる「龍神会席」をご用意。ダイナミックな味わいをご堪能ください。

界 鬼怒川

中禅寺湖の絶景を望む温泉で、日光の文化に触れる

客室は全室が60㎡以上のゆとりのある贅沢な造り。ほぼ全ての部屋から中禅寺湖と男体山を望むことができる
客室は全室が60㎡以上のゆとりのある贅沢な造り。ほぼ全ての部屋から中禅寺湖と男体山を望むことができる

日光駅からバスで約40分。奥日光の入り口に位置し、中禅寺湖のほとりに佇む温泉旅館。中禅寺湖は標高約1,300mと日本一標高の高い湖として知られ、夏でも約 20℃と過ごしやすいことから、避暑地として親しまれてきました。
界 日光は3,000坪の敷地に33室だけのゆとりある贅を尽くした造り。日光東照宮をはじめとする社寺を中心に発展した建具「鹿沼組子」を客室やロビーに取り入れています。温泉は、アルカリ性の単純泉。体に優しく、長湯をしても疲れにくいので、何度も温泉を楽しめます。お食事は「日光湯波」を華やかな日光彫の器に盛り付けた会席料理をお召し上がりいただけます。
滞在を通じて、美しい景観を楽しみながら、日光の地が育んだ雅で華やかな文化に触れることができます。

界 日光
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。