ご当地サポーター
【2023年版】「いろは坂」観光(ドライブ・紅葉)の見どころやおすすめの時期、アクセスは?

日光の名所と言えば「いろは坂」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
ことに「いろは坂」から眺める紅葉の美しさは全国的にも有名で絶景のドライブコースです。そんないろは坂の見どころや紅葉の時期、アクセスをご紹介します。

「いろは坂」は、日光市街と中禅寺湖を結ぶ国道の一部を指します。
上り専用の「第二いろは坂」と下り専用の「第一いろは坂」があり、それぞれ一方通行となっています。
「第一・第二いろは坂」には、カーブが48カ所あり、カーブごとに「いろは」48音を付けていることから「いろは坂」と呼ばれています。上りの第二いろは坂は「い」~「ね」の20文字、下りの第一いろは坂は「な」~「ん」の28文字でカーブに看板が立っています。

「いろは坂」の歴史は奈良時代から男体山をご神体とする山岳信仰にあります。
男体山参拝のために登る神聖な道なので、明治初期までは女性と牛馬の立ち入りが禁止されていました。昭和になってから男体山と日光市街を結ぶ道路が開発整備されて行き、現在のいろは坂となっています。

いろは坂のベストシーズンといえば紅葉シーズン。
奥日光の紅葉は例年9月下旬に「竜頭の滝(1,350m)」付近から始まり、約2カ月かけて日光市街へと降りてきます。
途中に位置する「いろは坂」の鮮やかな紅葉を楽しむベストシーズンは例年10月中旬から下旬です。

標高差で違う顔を見せる、いろは坂の紅葉

「いろは坂」はふもとの馬返(うまがえし)が標高約800m、中禅寺湖が標高約1,260mと標高差があるため、標高によって紅葉の時期が異なります。
昼夜の寒暖差や標高による気温差で紅葉が美しく色づき、紅葉の色合いも異なるので、紅葉シーズン中は何回訪れても来るたびに様々な表情を楽しむことができます。

明智平からの紅葉は絶景

「第二いろは坂」の終点近くにある明智平には休憩所があり、さらに明智平展望台に行くロープウェーが出ています。
明智平展望台からは中禅寺湖や華厳の滝が一望でき、まさに絶景の紅葉ポイント。
明智平には上りの「第二いろは坂」からしか行かれないので、「ね」のカーブを過ぎたら入り口を見落とさないように注意しましょう。

いろは坂で楽しめる紅葉の種類

いろは坂ではおもに、カエデ・ナナカマド・ツツジ・カツラなどの紅葉を楽しむことができます。

カエデ

新緑の緑も美しく、赤や黄色に色づく紅葉を代表するおなじみの樹木で「いろは坂」にも多く分布しています。

ナナカマド

赤い小粒の実をつけるナナカマドは、紅葉の時期になると、葉が「燃えるような真っ赤」になり、秋の青空とのコントラストが鮮やかです。

ツツジ

オレンジに近い赤に紅葉し、真っ赤なナナカマドとのグラデーションが美しい景色となります。

カツラ

紅葉シーズンになると黄色に色づく「黄葉」になります。
時期によっては、未だ黄色と緑の葉が入り交ざって、カエデやナナカマド、ツツジとの色合いが自然の絶妙な美しさとなり、目を楽しませてくれます。

代表的な紅葉する樹木の種類を紹介しましたが、「いろは坂」では標高差の中で紅葉の絶景を彩る多くの木々が色づきを迎える準備をしています。

「いろは坂」へは車を利用すると通常なら都心から約2.5時間でアクセスでき、日光宇都宮道路の清滝ICから車で15分程の距離です。
上りの「第二いろは坂」は通常20分で走行できる9.5kmの道のりが、紅葉シーズン中は2〜3時間かかるため、渋滞情報をこまめにチェックしましょう。

平日でも大渋滞が予想される「いろは坂」の回避方法

平日でも紅葉ツアーバスなどで混み合うので、渋滞を避けるには早朝からの移動がおすすめです。
また、平日であれば朝7時には「いろは坂」を上り始められるようにプランニングし、家を出る時間を計算するようにしましょう。
帰りも渋滞に巻き込まれないように、遅くとも15時までには「いろは坂」を下りるといいでしょう。

土日や連休にはさらなる大渋滞の覚悟を

渋滞予測情報によると、紅葉シーズン中の週末の渋滞予想時間は「いろは坂」の上りで朝7時~8時、下りは15時から19時と見込まれています。
渋滞にはまると「動かない」と言っても過言ではありません。
渋滞を避けるには朝6時には「いろは坂」を上り、14時前には下るようにすることがおすすめです。
また、日光市内でのイベントがあると更なる渋滞が予想されるので合わせてチェックし、よく調べてから、移動計画を立てるようにしましょう。

 JR日光駅や東武鉄道東武日光駅から出る、中禅寺湖温泉または湯元温泉行きのバスに乗ると、通常時は約40分で明智平に到着します。
紅葉シーズン中に「いろは坂」をドライブする場合、渋滞や駐車場確保に神経を使うことになり、運転する人は紅葉を楽しむ余裕がなくなってしまいます。
ゆったりとした気持ちで紅葉を楽しむ方法として、公共交通機関を利用することを検討してください。

「日本の道100選」にも選ばれた「いろは坂」の紅葉は絶景です。情報を集め、準備をして
素晴らしい景色を楽しみましょう。

ご当地サポーターコメント
シーズン中はコース全体が鮮やかに彩られ、車中からでも山裾に広がる紅葉を楽しむことができます。

観光を楽しんた後は、温泉宿でくつろぎのひとときはいかがでしょうか。星野リゾートの温泉ブランド「界」は、栃木県内で3軒の旅館を運営しています。里山の風情豊かな「界 川治」、とちぎ民藝を散りばめた「界 鬼怒川」、中禅寺湖の絶景を望む「界 日光」。ぜひお気に入りの宿をみつけてください。

渓流沿いの露天風呂に浸かり、里山の知恵を体験する

「里山工房」では大豆を石臼を挽くきなこ作り(無料)や、和紙の手漉き体験(無料)が楽しめる
「里山工房」では大豆を石臼を挽くきなこ作り(無料)や、和紙の手漉き体験(無料)が楽しめる

都内から電車で2時間半、川治温泉郷にある里山風情ただよう温泉旅館です。男女各2か所の露天風呂では渓流のせせらぎの音を聞きながら、贅沢な湯浴みを堪能できます。
「界 川治」では里山の日常生活に根付いた知恵を楽しめます。敷地内には水車小屋があり、仕組みを見学できます。館内では、石臼で挽くきな粉づくり(無料)や紙漉き(無料)などの体験も。客室は、栃木県鹿沼地方で栽培されている麻を使用した「野州麻紙の間」をご用意。麻紙の温もりに包まれた空間でくつろぎのひとときを過ごせます。
お食事は、猪肉のジビエ料理など、里山を感じさせる会席料理をお楽しみください。

界 川治

モダンな温泉宿で、とちぎ民藝に親しむ

毎晩開催の「益子焼ナイト」(無料)では、「益子焼マイスター」が器の楽しみ方を楽しく紹介
毎晩開催の「益子焼ナイト」(無料)では、「益子焼マイスター」が器の楽しみ方を楽しく紹介

鬼怒川温泉駅から車で約5分。鬼怒川渓流に面した小高い丘の上に佇む温泉旅館です。スロープカーで辿り着くエントランスホールには、益子焼でできた水琴窟からの柔らかく澄んだ音がこだまします。館内のいたるところで、栃木の伝統工芸品「益子焼」「黒羽藍染」「大谷石」が使われており、民藝に縁の深い土地ならではのおもてなしが感じられます。
中庭に面した露天風呂では、四季折々の美しい景色を眺めながら湯浴みを楽しめます。客室は、全室が「とちぎ民藝の間」となっており、伝統工芸を散りばめた空間でくつろぎのひとときを過ごせます。
お食事は、約800℃に熱した焼き石を使ってお客様の目の前で料理を仕上げる「龍神会席」をご用意。ダイナミックな味わいをご堪能ください。

界 鬼怒川

中禅寺湖の絶景を望む温泉で、日光の文化に触れる

客室は全室が60㎡以上のゆとりのある贅沢な造り。ほぼ全ての部屋から中禅寺湖と男体山を望むことができる
客室は全室が60㎡以上のゆとりのある贅沢な造り。ほぼ全ての部屋から中禅寺湖と男体山を望むことができる

日光駅からバスで約40分。奥日光の入り口に位置し、中禅寺湖のほとりに佇む温泉旅館。中禅寺湖は標高約1,300mと日本一標高の高い湖として知られ、夏でも約 20℃と過ごしやすいことから、避暑地として親しまれてきました。
界 日光は3,000坪の敷地に33室だけのゆとりある贅を尽くした造り。日光東照宮をはじめとする社寺を中心に発展した建具「鹿沼組子」を客室やロビーに取り入れています。温泉は、アルカリ性の単純泉。体に優しく、長湯をしても疲れにくいので、何度も温泉を楽しめます。お食事は「日光湯波」を華やかな日光彫の器に盛り付けた会席料理をお召し上がりいただけます。
滞在を通じて、美しい景観を楽しみながら、日光の地が育んだ雅で華やかな文化に触れることができます。

界 日光
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