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【星のやグーグァン】庭師の小話 春編 水の植物たち

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台湾台中にある「星のやグーグァン」の水の庭では、たくさんの水生植物がちょうど開花の季節を迎えています。グーグァンの微風に揺れる花々の様子を、庭師が紹介します。

台湾萍蓬草(コウホネ)
“風微微 風微微 孤單悶悶在池邊 水蓮花滿滿是 靜靜等待露水滴”,
(柔らかな風が吹いてくる、池のほとりに独りたたずみ、水蓮に満ちた池の、水が滴るのを静かに待っている)
台湾の日本統治時代が終わったころに、台湾で流行した“孤戀花”(一人恋の花)という曲の歌詞に出てくる水蓮は、台湾萍蓬草(コウホネ)と言われています。歌詞の中の”睡蓮に満ちた池”の様子は、かつて桃園や新竹周辺でも多くみられました。その後、ダムの建造や農地の減少など土地の変化により、水生植物たちの生育する池が少なくなり、それに伴いこれらの花も少なくなっていきました。

萍蓬草(コウホネ)は温帯に育つ水生植物で、北アメリカからヨーロッパ、アジアの北側に生育する、一般的には熱さには強くない植物です。台湾萍蓬草(コウホネ)は萍蓬草(コウホネ)種の中でも、世界の南限にあたる種類になります。
この花の特徴は、黄色の花の中心に赤い花芯があることで、世界に53種ある萍蓬草(コウホネ)種中でも特に美しいです。花びらに見える外側の黄色の5枚は実は萼で、本当の花びらも黄色ですが、小さくて目立たちません。 よく見ると世界の他の萍蓬草(コウホネ)種同じような構造をしており、同じ科の植物だということがわかります。
星のやグーグァンの中には、台湾固有種の植物も多くあり、ゆっくりと観察するだけでも楽しいものです。


睡蓮(スイレン)
水の庭の中の川沿いの道に見えるのは、毎日花を咲かせている睡蓮です。
この種は四季睡蓮といい、1年中花を楽しませてくれるだけでなく、すべての葉が新しい花をつける強さも持っています。
この睡蓮の水面に静かに浮かぶ姿は、水面の波紋の中に消えゆくようでもあります。
春の午後、睡蓮のように庭のガゼボのソファにゆったりと寝そべってお茶を飲む、庭師はそんな時間を過ごしてほしいと思いながら、毎日草花のお世話をしています。

水生アイリス(アヤメ)
学術名Iris、虹という意味のあるアイリスは全世界の原種が260種、ガーデナー達の品種改良により今では2000種を超える種類があると言われています。星のやグーグァンの水の庭にもいくつかの種を植えていますが、一つの花が開花しているのは2,3日しかなく、その後花は落ちてしまいます。3~5月ごろが開花のため貴重な花の咲いている瞬間をぜひご覧いただきたいです。
ちょうど今、水の庭には、ブルーアイリスとルイジアナアイリスが咲いています。ブルーアイリスは青紫色の花をつけ、咲く時期も少し早めです。ルイジアナアイリスは赤や白など様々な色の花をつけ、夏ごろまで楽しむことができます。

たくさんの水生植物が咲く春の水の庭では、アングルを工夫すれば、睡蓮、アイリス、萍蓬草(コウホネ)を一緒に写真に収めることもできます。ガゼボで絵を描いてみるのも楽しいかもしれないですね。

星のやグーグァンの春の気配に満ちた庭で、花の香りと鳥たちの鳴き声と共に、お越しをお待ちしています。

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