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【星のやグーグァン】厄除けを祈る端午節

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日本では西暦の5月5日の祝日である「端午の節句」、台湾では農暦の5月5日に厄除けを祈る「端午節」として祝われており、2021年は6月14日です。星のやグーグァンでは、台湾の人々が端午節に家庭で作ったり、お世話になっている人に贈り合ったりする粽(ちまき)を涼し気なお菓子にした氷粽(こおりちまき)を、2021年6月12日~14日の期間限定でチェックイン時のお茶菓子として提供します。

端午節の昔話
中華圏における端午節の由来には諸説ありますが、そのうちの一つが中国の史書「史記」の中の「屈原賈生列傳」です。
中国の春秋戦国時代(紀元前770年~紀元前221年頃)、楚国(そこく)の政治家として有名だった屈原(くつげん)という人が、陰謀に巻き込まれ悲しみ、川に身を投げました。人々は屈原を哀れみ、ボートで駆け付け、その身が魚に食べられないように粽を投げ入れて守った、と書かれています。これが現在のドラゴンボートフェスティバルや粽を食べる習慣が始まったと言われています。
台湾のドラゴンボートフェスティバルは、端午節の時期に開催されるお祭りの一つです。さまざま地域で開催されますが、星のやグーグァンのある台中市に近い彰化(ザンホア)市や台南市、高雄市などは開催規模が大きく有名です。
※ドラゴンボートフェスティバル:竜などの装飾をしたボートでスピードを競う行事

日本の「端午の節句」との関係
日本の端午の節句は、中国の端午節が伝わったものとされていますが、長い年月の中でこどもの日として、鯉のぼりや兜を飾る独特の風習が生まれました。
菖蒲を厄除けとして使うところは、中国の風習にもあり、似た部分と異なる部分を比較するのも面白いですね。
そして、実は中華圏のお祝いの仕方と似ている地域が日本にあるのをご存じでしょうか?それは沖縄です。沖縄ではドラゴンボートフェスティバルのことを「ハーリー」と呼び、台湾など中華圏と同じ農暦の5月5日頃にハーリーレースが開催されています。

ちなみに、5月5日にお祝いするのは、端午の「午(ウー)」と数字の「五(ウー)」の読み方が同じだからという説もあります。日本語でも端午の午と五は同じ発音なので違和感なく5月5日にお祝いができたのかもしれません。

粽を贈り合う文化
こどもの日といえば柏餅を食べますが、これは日本で生まれた習慣。
中華圏で端午の節句の食べ物といえば、屈原のために川に投げ入れられたとされる粽です。台湾では6月に日本のお中元のように、お世話になった人や家族に粽を送ります。この時期には、レストランやお菓子屋さんから粽が売り出され、とても賑やかです。家庭でもお肉や卵の入った粽や、あんこなどが入った甘い粽を作り家族に贈るので、星のやグーグァンのスタッフの冷蔵庫には、家族から届いた粽がたくさん詰まっています。

今年はコロナによってドラゴンボートフェスティバルなどのお祭りは中止となっていますが、大切な人を守りたいという祈りの気持ちを込めて、星のやグーグァンでも粽をご用意します。
また台湾に旅ができるようになった時には、ドラゴンボートフェスティバルを見たり、いろいろな粽を味わったりすることができるこの時期にも、訪れてみてくださいね。

報道関係のお問い合わせ先

星野リゾート 広報
TEL : 03-5159-6323
MAIL : pr-info@hoshinoresorts.com

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