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【星のやグーグァン】庭師の小話  秋編 台湾の生活に根付いた花々

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豊富な水が流れ、心地よい風が吹く、広大なウォーターガーデンには約100種類もの植物が育ち、季節ごとに異なる草花を楽しむことができます。ここ最近は、しとしとと降る秋雨と、夕日に照らされ美しく輝く山の木々の紅葉が秋の深まりを感じさせます。庭の草花は力強く成長した夏を超え、赤い衣をまとって葉が落ちる時を待っています。今回は、そんな秋の庭にも花を咲かせている植物をご紹介いたします。


中国語名:馬蘭(マーラン) 日本語名:葉蘭(はらん) 学名:Aspidistra elatior
葉蘭はスズラン亜科ハラン属の常緑多年草で、冷涼で湿った環境を好みます。台湾では平地の多湿な場所でよく栽培され、花壇の下草としてよく使われています。

蜜源植物でもあり、様々な昆虫や蝶が集まり、花期が長く、花の数が多いのが特徴です。
日本でも古い名前では中国語と同じく馬蘭(バラン)と呼ばれており、江戸時代ころに清音化し葉蘭(ハラン)と呼ばれるようになったと言われています。お寿司やお弁当に入っている緑の葉の間仕切りが「バラン」と呼ばれていますが、その語源であるという説もあるんですよ。

中国の長江以南では、鑑賞用としてだけではなく、食用としても親しまれていおり、炒めたり、冷製の和え物にしたりします。また、民間療法では、発熱や外傷による出血、蛇に噛まれたときの治療にも使われているそうです。


中国語名:蔥蘭(ツォンラン) 日本語名:タマスダレ 学名:Zephyranthes candida
タマスダレは、別名レインリリーと呼ばれる、南米の山腹を原産地とするヒガンバナ科もしくはユリ科に分類される植物です。厳しい環境に順応した結果、まとまった雨が降るたびに一斉に茎をのばして花を咲かせることが、別名の由来と言われています。

中国語での花言葉は、「初戀=初恋」と「白頭偕老=白髪が生えるまで、共に老いる事」です。なんだかロマンティックですね。中国語名の「蔥蘭」は、「蔥=ネギ」という漢字が入っていますが、ネギとは全く関係がなく、食用として使われることはほぼありません。一方で、解熱や腫れを引かせる効果があるとされ、漢方薬として使われることがあります。

タマスダレは雨が降ると、白く上品で、繊細な質感を持った花をたくさん咲かせます。いつもより静かな雨の日のウォーターガーデンを散歩していると、この美しい花に出会えることがあります。ぜひ傘をさして雨の庭散歩に出かけてみてくださいね。


中国語名:野薑花(イェジャンファ) 日本語名:ハナシュクシャ 学名:Hedychium coronarium Koenig
ハナシュクシャ(野生のショウガの花)は、緑の中を飛び回る白い蝶に似ていることから、別名「白蝶」と呼ばれています。 原産地はインドですが、台湾にも古くから自生しています。 水辺を好み、昔は台湾の田園地帯の川沿いでよく見られました。 細かく生える根は土壌や水を保持するのに適しており、生態系の斜面保護植物として優れています。 5月から11月までが一般的な開花期ですが、星のやグーグァンでは生育条件が適しているためか、ほぼ一年中花を咲かせています。

ハナシュクシャの中国語の花言葉は、「豊穣」、「高潔」、「清らかで優雅」で、良い香りを放ちます。 花の部分は切り花はもちろんのこと、食用や花茶としても楽しめ、また、葉は団子を包んだり、茎は生姜の代用品として使うこともできます。 民間療法では、消炎や鎮痛の用途にも利用されており、 万能な植物です。
花はたくさん咲いても、実がなるのはまれなため、見つけた人には何かいいことがあるかもしれませんね。

本日ご紹介したのは、美しい花だけではなく、食用、薬用など様々な形で、台湾の人々の生活の中に根付いた植物たちでした。
山間にある谷關では、しばしば雨が降りますが、秋雨越しに見る谷關の山々の景色はとても美しく、雨上がりには、晩秋の星のやグーグァンの新鮮な空気と花々の香りを楽しむこともできます。
庭の散策をした後は、自然に囲まれた露天風呂でゆっくりと温まる、そんな滞在をお楽しみください。

星のやグーグァン
標高3000メートル級の山々に囲まれ、深い渓谷がもたらす湧水と豊かな温泉を活かした「温泉渓谷の楼閣」。自然に共鳴するような建築・ランドスケープデザインを特徴とする温泉リゾートです。全室半露天風呂付の客室と、風と水を感じる開放的なパブリック空間、滞在シーンに合わせた料理など、谷關の自然と文化を身近に感じられる滞在を提案します。
台湾台中市和平区博愛里東關路一段温泉巷 16 号/客室数49室
https://hoshinoya.com

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