星野リゾート

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【界 長門】長門湯本温泉と界 長門のあゆみ <第1回>「最優秀賞」の観光まちづくりプロジェクト

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1.公共空間を楽しむ「オソト天国」が最優秀賞

「長門湯本温泉街〜長門湯本温泉観光まちづくりプロジェクト」が2021年12月、「土木学会デザイン賞2021」の最優秀賞を受賞しました(主催:公益社団法人土木学会 景観・デザイン委員会)。2001年に創設された同賞は、その目的のひとつに、「優れた土木構造物や公共的な空間の蓄積による文化的で豊かな公共性を有する社会の実現」をあげています。

長門湯本温泉観光まちづくりプロジェクトは、2016年から山口県長門市と星野リゾートが協働する温泉街再生へ向けての取り組みです。川沿いの温泉街という公共空間を舞台にして、「暮らす人の日常も、旅する人の非日常も、ワクワクと心豊かにする」を目指して、訪れる度に楽しい温泉地「オソト天国」をテーマにしています。


2.そぞろ歩きは竹林の階段、外湯広場、川床テラスへ

長門湯本温泉の新しい玄関口は、高台の市営駐車場すぐにある竹林の階段です。数百本の竹林が彩るこの場所からは、平屋造りの公衆浴場・恩湯がある広場と音信川(おとずれがわ)沿いの温泉街とが、ひとつながりの眺望で広がります。開放感いっぱいの明るい景色です。続く、川辺の雁木(がんぎ)広場から対岸へは、飛び石を渡る近道がおすすめです。

散策スポットの一番人気は、音信川に設置された8つの川床(かわどこ)テラス。せせらぎや水の流れを間近に感じながら、ニューオープンの湯本グルメのあれこれが楽しめます。例えば界 長門・あけぼのカフェのどらやき、cafe&pottery音のコーヒー、さくら食堂の焼き鳥、365+1 BEER(サンロクロクビール)の地ビールなどです。


3.美しくて環境にも優しい照明演出

夜には竹林の階段や音信川に架かる橋、通りや広場などがライトアップされ、写真に撮りたいスポットがたくさんできました。春の桜並木や秋の紅葉の階段をはじめ、季節や時間ごとに明かりが工夫されるなど、最先端の照明演出が考えられ、訪れる度に発見があります。湯下駄カラコロと、温泉街のそぞろ歩きを楽しんでください。 これらはすべて、この度のプロジェクトをきっかけに生まれたものです。様々なプロセスをひとつひとつ積み重ねながら2020年春に現在の形となりました。コロナ禍での厳しい状況でありながらも、山口県を中心に多くの利用者に恵まれ、この度の賞につながるなど、笑顔いっぱいの温泉地になっています。


4.温泉街再生計画はこうしてはじまった

「温泉街リノベーション」という前代未聞の取り組みは2016年1月、長門市が星野リゾートへマスタープランを委託したことからはじまりました。これは温泉街再生の基本計画「長門湯本温泉観光まちづくり計画」のベースになるものです。市が予算を投じて再生総合戦略を掲げた背景には、老舗旅館の廃業や宿泊者減少に苦しむ、山口県最古の温泉地の負のスパイラルがありました。有名旅館はありましたが、今では想像できない人通りのない温泉街でした。

星野佳路代表は「行政の情熱とチャレンジに共感した」といいます。「宿単体ではなく、温泉街がひとつになって面的再生に取り組めば、全国屈指の温泉街になることは夢ではない。川沿いの温泉地でも、ここまでの親水性は貴重だし素敵だから、川を中心にマスタープランを作ってみよう」と、スタッフと考えはじめました。 現地での調査研究は、長年共に施設環境づくりを行ってきたチームから、金光弘志さんを中心に行われました。長門湯本温泉の魅力を掘り起こし、新しい温泉街のイメージを絵にまとめる地道な作業。同時に星野リゾートのマーケティングチームは、全国の有名温泉地に共通する要素を調査して6つに絞りながら計画を練りました。

それらをもとにした住民説明会での中間発表を経て、2016年6月には「長門湯本温泉マスタープランの策定に関わる最終報告会」を行いました。
驚きの声があがったというプラン内容、それは・・・、次回につづきます。

 

写真提供>長門湯本温泉まち株式会社、界 長門、のかたあきこ

 

次回は6月15日(水)公開予定です。

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