バリ島中部に位置する、田園風景が広がる静かな村ウブド。
バリの伝統芸能や芸能のメッカとしても有名で、
どこからともなくガムランの調べが聞こえ、小さな交差点の角には小さな彫刻、
レストランの中にはたくさんの絵画があります。
そんなウブドの中でも特別な価値をもつ神聖な場所、プクリサン川の一帯に
「星のやバリ」が2017年1月20日に開業いたしました。




神々の島
バリ島の人口の90%がバリ・ヒンドゥーを信仰しています。インド仏教とヒンドゥーが習合した独特の宗教観と言われており、バリ・ヒンドゥーの哲学的コンセプト「トリ・ヒタ・カラナ(Tri Hitta Karana)」とは、神、人、自然の調和をもたらす宇宙観を反映しているもの。その3つの繋がりを大切にすることによって、人間は幸せに過ごし、喜びを感じることができると説いており、その精神はバリ人の生活に、自然に取り込まれています。道路には神々へのお供え物が毎日置かれ、夕方頃になると村の寺院にはお供え物を持った人々が正装して現れ、道々には季節ごとのお祭りを演出する飾りがなされているのです。バリに流れる空気が心地よいのは、人々の神への感謝とこの世の平和への祈りが込められているからかもしれません。


聖なる水が
湧き出る場所
ティルタウンプル寺院はウブドの北、タンパクシリンにある寺院で「聖なる泉が湧く寺院」として知られています。
魔王によって殺された神々が、このティルタウンプル寺院の聖水で蘇ったという神話が残り、「浄化」「解毒」「魔よけ」の3つの聖水がこの泉にあると言われています。寺聖水の湧き出る泉のすぐ近くには沐浴場もあり、祈りを捧げて沐浴で身を清める人々が毎日バリのいたるところから訪れています。


聖なる川がもたらした
美しい棚田
ティルタウンプル寺院から流れ出た聖なる水と、聖バトゥール山からの湧水を湛えるプクリサン川。この川辺に広がる美しい棚田は、バリ特有のスバックという治水文化に守られ、その景観はバリ・ヒンドゥーの深淵な宇宙観と共に世界遺産に登録されています。そして、千年を経てもなお人々の生活と青々とした水田を潤しています。



星のやバリ 2017年1月20日開業
特別な価値をもつ神聖な場所、プクリサン川の一帯に「星のやバリ」が誕生いたしました。
周辺には、神秘的な寺院やライステラスの景観があり、
バリ島の持つ豊かで緩やかながら、生命力溢れるパワーを享受できるリゾートです。
-
聖なる川のほとりに
聖なる山々が連なり、熱帯雨林の懐深い大自然の中、プクリサン川のほとりにある「星のやバリ」。
渓谷には、ジャングルにまるで浮かんでいるようなガゼボがあります。耳を澄ませると聞こえてくる、鳥の声や水の音。川から吹く涼やかな風を感じ、刻々と変化するジャングルの風景を眺めるうち、自然と融和していくかのような感覚にとらわれます。-
-
星のやバリ総支配人
伊藤 靖兼観光化が進んだ中心地とは対照的に、星のやバリがあるプクリサン川のほとりは世界遺産にごく近い特別な場所です。バリ本来の自然を生かして、この地の素晴らしさを伝えていくことこそが私のやるべきことだと思っております。
-
-
沐浴の泉のようなプール
約70メートルにわたって真っ直ぐに伸びる運河プール。すべてのヴィラから続くプライベートなプールと、運河のようにゆったりとしたパブリックなプールがゆるやかに一体化しており、24時間いつでもお入りいただけます。熱帯のバリでは、日に何度も水浴びをして快適さを保ちます。読書や団欒の合間にも、刻々と表情を変える清廉な水に少し身体を委ねるだけで、心地よさが続きます。いつでも好きなときに足を水に浸す心地よさ、水面を感じながら望む満天の星空は、忘れられない思い出になることでしょう。
-
-
オンサイト計画設計事務所
代表取締役 長谷川浩己氏なだらかな土地が急激に深く谷底の渓流へと切れ込む、バリらしい地形を生かし、平坦な場所はヴィラが大きなプールに面する宿泊ゾーン、深い渓谷に面した場所にはパブリックゾーンが広がっています。宿泊ゾーンは、ヴィラと生い茂る木々が創り出す、もう一つの渓谷の風景であり、ヴィラからプールを眺めると、いつしか庭の一部となり、深い渓谷へと視線を誘います。
-
-
アートの街
ウブドならではのヴィラバリ島の中でウブドはアートの街として有名です。1930年代にここに移り住んできた多くの欧米の芸術家の影響を受け、「バリアート」と呼ばれる独特の分野を形成し、この独特なアートの世界がこの地域を特別な場所にしている要素の一つでもあるのです。そんなバリの熟練した職人がバリ建築の技法で仕上げたヴィラは、その土地を豊かに過ごすバリ人の知恵が詰まっています。中でもバリ彫刻は、熟練の職人が手彫りするひとつとして同じものはない芸術品です。家具や外壁に草花や生き物の彫刻は、バリで育まれてきた自然と人との調和に思いを馳せたくなる時間を生み出します。
-
-
東環境 建築研究所
代表取締役 東利恵氏すべての客室は、運河のようなプールを囲いこむように配置され、客室のテラスには、この気候だからこそできる「ゴロゴロ」スペースとして、アランアランと呼ばれる茅葺きのガゼボや、プールリビングがあり、プールを優雅に取り巻くように設計しています。日本の空間作りの良さとバリの文化の調和を経験していただきたいと考えています。
-
-
日本の技を活かした
バリ料理バリはインドネシアのなかでも、中国やインドからも多くのスパイスがもたらされた天然香辛料の宝庫。豊富な海の幸や山の恵み、棚田で育てられたお米など、他に類を見ないほど豊かな食材を有しています。ダイニングでは貴重なスパイスと新鮮な素材を活かしたバリ料理を、繊細な日本の技でさらに際立たせ、目にも美味しいコース料理をご用意いたします。
-
-
星のやバリ料理長
三山口 誠バリ料理は、高温多湿な気候から保存料の役割も果たすスパイスがふんだんに使われており、日本と同様にお米に合う料理が多いのも特徴です。星のやバリでは、バリ料理をベースに豊富なスパイスの使い方や調理法に工夫をこらし、食べやすいようアレンジしています。日本らしい器使いも含め、星のやバリならではの食事をお楽しみください。
-


おもてなしの創造をバリで
西洋型の基本的なサービススタイルが、マニュアルに従い、顧客の要望に早く、正確に答えることを重視しているのに対し、「おもてなし」は、自分たちのこだわりをサービスにし、顧客ニーズを超えた提案をしていくというものです。この「おもてなし」の精神を星野リゾートでは、「日本旅館メソッド」として実現しようとしています。バリで育ったスタッフが、この島や村の魅力を見つけ出し、お客様に提供できるよう少しずつ磨き上げております。


星野リゾート代表
メッセージ
バリ島ウブドの魅力は、バリ・ヒンドゥー文化が色濃く残る生活スタイルです。地元出身のスタッフたちがサービスを発想し、行動し、バリ島の魅力を伝えていく。これが私たちが提唱する日本旅館メソッドであり、この方法を実現することで、バリ島にある多くの施設の中でも、本当のバリを体感いただけるリゾートになると考えています。






星のやバリ 開業によせて
-
-
-
インドネシア共和国観光省
ビジットインドネシアツーリズムオフィス代表 成田 忠彦氏伝統とモダンの調和が人々を魅了し続けるバリ。中でもウブドは、華やかな祭礼・儀式などの伝統に彩られた、昔ながらの人々の生活を体感できるのが魅力です。神々に捧げる祭礼や伝統芸能に触れ、周辺に広がるパワースポットの立地を生かしたスパやヨガの体験など、ウブドは住む様に滞在していただきたい高原リゾートです。
-
-
-
-
トラベルジャーナリスト
ガイドブック「わがまま歩きバリ」プロデューサー 寺田 直子氏開放感あるビーチエリアと緑に囲まれたウブド。バリ島には二つの表情があります。しっとりとモイスチャーなウブドは晴れても雨でも風情があって美しい。そして魅惑的なのが夜。月の輝き、満天の星、熱帯の森のシルエットなど森羅万象とけあう空間はまさに神々の島ならでは。こんなドラマチックな場所はほかにありません。
-
-
-
-
ガルーダ・インドネシア航空
日本・韓国・アメリカ地区 総代表 フィクダネル タウフィック氏ガルーダ・インドネシア航空は、世界中の皆様に愛されるリゾート「バリ島」まで、成田・関空より唯一の直行便を運航しています。2014年から3年連続でスカイトラックス社「ワールド・ベスト・キャビンクルー」第1位の評価を頂き、2年連続で5スターの認定を頂いた弊社のフライトでぜひバリ島へお出かけください。
-